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売木村の山村留学ブログ

5月30日

5月30日(土) 午前中、荷物整理や部屋掃除をし、週末に出されている宿題をほぼ済ませた学園生たち。昼食前の小一時間は、渓流釣りをするにあたって、仕掛けの構造や、竿先のリリアンに道糸を取りつけたり外したりする方法などをおさらいし、竿の扱い方や仕掛けの流し方などを確認。いつでも釣りができるよう備えておきました。
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午後、予報より早く雨が降り出しましたが、霧雨だったので畑作業を敢行。苗に育ててみようと、5月6日に野菜用培養土を入れたポットに種を蒔き、ビニールハウスで管理し この日の朝まで水やりをしてきた様々な野菜の苗たちは、定植できるくらい大きくなっていました! 中庭のビニールハウスから苗を畑へ運び出し、5月5日に作り マルチを被せておいた畝の横へ。初めに、株間を100㎝をとり、かぼちゃの苗を一人ひとつずつ植えてみることに。ポット苗を植えることは、先週経験済みの子どもたち。
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続いて、ズッキーニ・大納言・モロッコいんげん・いんげん豆・クウシンサイ・・・と、苗によって株間や植え方が違うので、1種類ずつ、皆で確認しながら植えていきました。
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マルチに穴を開けてから植え穴を掘り、ポットから苗を出す時に、根鉢を崩さないよう気をつけて植えることを心がけていました。
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畝をたててから、4週間弱経っており、マルチシートの下の畝の表面が なぜかぼこぼこになっていました。だから、マルチに苗を植えられるだけの大きさの穴を開け、苗を植えた後、そこから手を入れて周りの土を寄せたり均したりすることが大変だった様。また、苗をできるだけまっすぐ植え、畝の表面の土と同じくらいかやや高くなるようにするはずでしたが、苗が傾いていたり根元の土が凸凹していたりと、いい加減に植えられていたものも多く…。
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きちんと植えられていない苗を見つけると、手直しを買って出てくれた子もいました。他にも、進んで株間を測る役割を担ったり、苗を取り出したあとのポットを皆から回収してくれたりした子も!
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この日 定植予定だった苗を全て植えたら、化成肥料を少々施していきました。
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肥料の量や置く場所が雑な子もいましたが…。
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それから、かぼちゃやズッキーニなどは、葉が焼けるのを防ぐために、さつまいもと同じ様に葉とマルチの間に藁を敷きました。残念ながら、先週植えたさつまいもの苗のうち何本かは活着せず枯れていたので、そうならないように、丁寧に敷き藁と植えつけの手直しをしていた学園生たち。
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最後に、植えつけたばかりの苗にたっぷりと水やり。たくさんのポットを洗って片づけると、もう午後4時近くになっていました。
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それから急いで、釣りに行く準備をしました。4月に伐り出し、干して軽くなった自分の竹竿の穂先リリアンに、仕掛けを取りつけます。ロープで何度も練習し、習得したはずなのですが…。
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案の定、「どうやるんだっけ? 忘れちゃった。」と聞いたり、道糸を絡ませたり、できなかったり。
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全員ができるまで待っていると釣る時間が減ってしまうので、できた子から川へ移動することに。竿を自分の前に構え、針がぶらぶらしないように持って、第二陣の出発! センターのすぐ近くを流れる岩倉川へ。
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いつまで経っても取りつけられず、苦労した挙げ句 仕掛けを作り直さなければならなくなり、指導員任せにした子も…。
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同じ頃、第一陣と第二陣の子たちは、渓流の横で釣り針にエサをつけていました。虫が苦手な子たちは、エサのブドウ虫の体にそって針を通すのがきつかった様。
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その横では、早速 自分のレインスーツを釣ってしまい、センター長さんに釣り針を外してもらう子も…。
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午後4時半頃、釣り開始から30秒ほどですぐにイワナを釣りあげた子が!! 誰よりも早く、魚がいそうな場所に糸を垂らしたことが良かったのでしょう。ビギナーズラッキーかもしれませんが。
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その後は、センター長さんが静かにアマゴを釣りました! 子どもたちは教わったように、仕掛けを流してみたり、場所をどんどん変えてみたりしていましたが、魚もそう簡単には釣られません。
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淵に魚影が見えたので、そこに糸を垂らし、アタリがあった子や見事 釣った子もいました! 釣って静かに喜んでいた子は、魚の口から針を外し、バケツを置いてあった岸辺まで渡渉する際、岩や大きな石に生えた苔で滑ってしまい、すってん!! 握りしめていた8㎝ほどの魚を逃がしてしまったのでした…。
予想通り、根掛かりしたり、頭上の木に仕掛けを引っ掛けたりしている子たちもいました。場所を移動する時に、地球を釣ったり、自分のレインスーツをまたもや釣ったりした子も。
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午後5時を少し回ったので、撤収することに。竿先から仕掛けを外して、段ボールで作った仕掛け巻きに巻き取りますが、時間がかかりました。一時間に満たない釣行の釣果は芳しくなかったのですが、翌日も釣りを楽しむ時間がとれそうなので、魚の気持ちになって、明日こそは! と意気込む学園生たちでした。

20/06/03

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