売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

2月7日

2月7日(日)は、絶好の布団干し日和ではなかったけれど、しばらく干していなかったので、朝食後に各自、敷き布団・掛け布団・毛布・枕などを外に干しました。そして、荷物整理や部屋掃除をして、生活の仕切り直しをした学園生たち。
午前中は、文芸祭に向けて太鼓練習の時間をとりました。売木村文芸祭は2月28日に予定されていますが、太鼓などの芸能発表は、新型コロナウィルス感染予防対策として、例年のような会場での発表ではなく、事前に収録し、後日 ケーブルテレビで放送されることに。そして、収録日は21日に決まったので、その日までに仕上げておかなければなりません。これまで、村の子たち7名と一緒に練習する時以外、学園生だけで練習しようとすることがほとんどなく、発表予定の曲の手拍子や動きをまだ覚えていない子も多かったのです。そこで、この時間にきちんと覚え直したり、子ども同士で教え合ったりするなど、中身の濃い練習をすることができました! 正午を過ぎると、外は風が強くなり、干していた布団が飛ばされていたので回収しに行き、そのまま取り込み。そうこうしているうちに、お昼ごはんの時間になったので、太鼓を片づけました。
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午後2時すぎからは、炭の窯出しをしました。1月30日の午後から二日半 焚き込み、2月2日の午前に窯止め。窯が冷えるのを数日 待っていました。前回の炭焼きと同様、皆で交代しながら、必要であれば焚口に薪をくべ、窯内に熱を送りこんだ学園生たちは、ドキドキしながら窯の蓋を開けるための作業を始めました。窯の蓋を覆っていた土を取り除いたり、焚口を塞いでいた土や焚口に残っていた燃えかすを取り除いたり。急に雨か霙か霰かわからないようなものが降り始めましたが、そんなことは気にも留めず、子どもたちは早く窯の中を見たい一心で動いていました。

窯を開けてみると、炭らしきものが!! 全て灰になって何も無くなっているという状態ではなく、一安心。そして、順番に、ドラム缶窯の中に手を入れ、炭を取り出していきました。今回は、炭化が不十分で炭になりきらず、生木のまま残ってしまった状態のものは全くなく、どちらかというと炭化中に灰化したものが多かった様。現に、今回の炭焼きでできた木炭は、30kg用米袋に半分でした…。またしても、炭焼きの奥深さや一朝一夕で習得できる技術ではないことを痛感したのでした。

その後、炭を使って”焼きじゃが芋作り”に挑戦することに。皆で薪集めをし、火を焚いて炭に火をつけ、熾火になるのを待ちましたが、先日の雪中デイ(ソロ)キャンプで、なかなか火をつけられなかったり保持できなかったりと非常に苦労した子たちは、「火を焚くのは、皆でやると楽しい!!」と言っていました。その間に、夏に畑で収穫し 貯蔵していた小ぶりのじゃが芋を人数分 洗い、芽を取り除き、新聞紙で包んで水に浸してからアルミホイルで包む作業を3人が買って出ました! その頃、来年度の山村留学を考えている体験留学生が数名来たので、お互いに自己紹介。熾火の中にアルミホイルで包んだじゃが芋を入れ、火にあたったりおしゃべりしたりしながら、待つこと30分ほど。炭と薪の違いや特徴はわかりにくかったものの、焼けたものから食べることにしました。一旦は止んでいた霙のようなものが、時折降ってきて結構寒かったのですが、焼けたじゃが芋は熱々で、子どもたちははふはふしながら口にしていました。午後4時15分頃からは、体験留学生に通学路を案内するコースと、やぎの散歩をするコースにわかれ、村内歩きをした学園生たち。3人が、体験留学生を導きながら学校までの3kmを歩き、迎えの車で午後5時すぎに帰園。同じ頃、やぎと一緒に2kmちょっとの散歩をしてきた5人が帰園しました。

21/02/09

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