売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

7月17日

7月17日(土)午前中は、中学生が部活動の休日練習に参加して不在でした。小学生たちは、荷物整理や部屋の掃除をした後、前日に中学生が進めた畑の草とりの続きを引き継ぐ形で、着手していなかった畝と畝の間の通路や育てている野菜の株元に生えた雑草とりに精を出しました。

小学生にとっては約3週間ぶりの草とりで、細かい雑草がびっしり生えている通路も…。とりあえず、一人 通路一列を担当しながら、畝に生えている雑草も見つけたら、根ごと引き抜いていくことに。梅雨明け後の急な暑さで熱中症にならないよう、休憩をはさんだり水分をとったりして気をつけながら雑草をとっていきました。暑い中、膝や腰が痛くなるようなしゃがんだ姿勢で、草を抜きながら前進していくため、手を止めてすぐに立ち上がり怠けてばかりで注意される子はいつも同じでしたが…。担当箇所が終わったら、まだ手をつけていない通路に移動して、ひたすら草を抜いていくことを2時間弱続けました! ひとまずきれいにできたものの、およそ1か月後の夏休み明けには、悲しいかな 草ぼうぼうの畑になっていることでしょう。

午後は全員で、ブルーベリー摘みに行くことに。桃やりんご・ぶどうなど他の果物狩りはしたことがあるけれど、ブルーベリー狩りは初めてという子たちが多かったので、継続生たちがどういう状態のブルーベリーを採ればよいか、どのような入れものを持っていくとよいかを皆に教えてくれました。センターの倉庫で、各自 大きさの違うざるや飯盒などの容器を一つ選び、それを持って出発! 向かった先は、センターから1km弱の所にある“ブルーベリー園 花の谷”さん。歩いて10分ほどで到着。園主さんに挨拶をした後、早速 摘み始めました。

大変広い園内には、いろいろな種類のブルーベリーの木が植えられており、農薬や化学肥料は一切使っていないそう。学園生たちは思い思いに、甘くておいしそうな実を選んではそのまま口に運んだり、入れものに入れたりしていました。

園は、実は昨年と今年、新型コロナウィルスの関係で止む無く休園にしておられます。しかし、子どもたちにブルーベリー摘み招待の案内が届いたので、ご厚意に甘えることにしたのです。そんなわけで、どんどん摘んで、食べたり 自分で選んだ容器に入れていったりする学園生たち。「今 食べたの、甘かったよ!」「赤いの、採れちゃった…。まだ、甘くな~い!」などと言いながら、次から次へと木を移動。

クモの巣にひっかかり、いつまでもくっついているような不快感に苛まれたり、カエルやあまり見かけない何かの幼虫を観察したりしながら、何人かでブルーベリーを摘む子たちいれば、皆から離れ、一人黙々と、自分で選んだ大きなざるをいっぱいにするべく摘み続ける子も。「うわっ、このブルーベリーの実、大きい!」と歓声をあげる子も!

ブルーベリーを摘みとった後、入れものではなく口に運ぶ方が圧倒的に多かったり、おしゃべりに夢中になり手をとめたりして、開始から45分ほど経っても、持ち帰るものがほとんど増えていない子たちもいました!

完熟果は、採っても採ってもあり、摘み始めたゾーンだけでも十分でした! しかし、何人かは園の奥の方のゾーンに植えられ たくさん実をつけている木々からも収穫していました。摘んだブルーベリーを次々と食べるばかりだった子は、収穫したものをあまり口に入れないでざるや飯盒をいっぱいにしていた子に、「いっぱい採ったね。ちょっとちょうだい!」「かごいっぱいにするの、早くない?」などと言っていました。「そろそろ、帰る時間だよ~。」と声をかけられても、「まだ。」「もうちょっと!」となかなか手を止められない子たちも多く…。

1時間ほど経ち、次の予定が控えていたので、撤収することに。名残惜しそうに、ブルーベリー園を後にし、歩いてセンターへ。かなりの量のブルーベリーを入れものではなく、おなかに入れた子もいたのですが、摘みとって持ち帰った実を確認したところ、容器の下の方の実が潰れてしまうほどたくさん摘んでいた子もいました! 完熟果ではないものや、果柄や果軸もかなり入っていましたが、とても楽しい貴重な体験をさせてもらった学園生たちでした。

21/07/19

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