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売木村の山村留学ブログ

8月22日

8月22日(日)、帰村して数日しか経っていないのに、荷物を入れているロッカーや棚・引き出しの中がぐちゃぐちゃになっている子たちがいたので、朝食後に各自 荷物の整理・整頓をしました。そして、男女それぞれの部屋の掃除をし、ほとんどの子が学校の宿題を済ませたのは、11時頃…。
それから、前日に畑で収穫した野菜類の下処理をしたり、保存できるように調理したりすることにしました。まず、4人ずつ3グループにわかれ、たくさん収穫したハグラウリ・みょうが・クウシンサイの下処理や調理に取りかかることに。

ハグラウリ担当を希望した子たちは、食堂に作業場所を作り、必要な調理器具等を準備。前日に子どもたちが採ったハグラウリ12本とその前に収穫したかなり大きいものが数本あり、近日中に食べきれないので、とりあえず浅漬けにすることに。流しできれいに洗ったウリを食堂へ運び、ピーラーで皮を全部ではなく縞々になるようにむく役割、へたとお尻を切って縦半分に切る役、中の種をスプーンでかき出す役割、ウリを包丁で5㎜くらいの厚さに切る役を決め、流れ作業で行いました。

ハグラウリかみょうがの下処理をしたかったものの叶わず、クウシンサイ担当になってしまった中学生4人。前日に全員でたくさん手折った、大きく太く育ち 茎がかたくなった部分はやぎのえさに、20~30㎝ほどに伸びたわき芽の部分は自分たちが食べる用に分け、自分たちの口に入る菜を、厨房の流しできれいに洗うことに。初めは段取りが悪く 進んでいませんでしたが、ペアを2組作り、2か所で 虫食いや変色した葉を取り除くことと、流水で丁寧に洗い、根元を揃えてざるに入れる作業を行うことにすると捗るようになりました。途中で役割を交代し、どちらの作業も体験したら、水気をきったクウシンサイをビニール袋に入れて冷蔵庫へ。すぐ料理に使えるようにしました。

みょうが担当を希望した4人は、まず、外の流しで大量のみょうがをひたすらきれいに洗う作業に従事。この日も大気の状態が不安定で、突然激しい雨が降ってきたかと思えば、何事もなかったかのように静かになるということが繰り返され、蒸し暑い中 レインスーツを着ての作業となりました。しかし、自ら希望しただけあって4人とも黙々と、みょうがの花を抜き取ったり汚れが気になる外側の皮をむいたりして、できるだけきれいに洗っていました!

調理器具を使うことにあまり慣れていないハグラウリグループは、4人ともがどの工程も体験できるよう役割を交代しながら作業を進めていましたが、手間取っていたうえ、傷んでいる部分を取り除いていなかったり、種が残っていたり、切る厚みが違っていたり…。手直しをして、どうにか全てのハグラウリを切り終えたら、秤で重さを量りました。そして、2,5%の塩を計算し、ビニール袋にウリと塩を入れ、ビニール袋の上から軽くもみました! 完成したので冷蔵庫に入れ、使った調理道具や食堂の片づけ。

クウシンサイグループの作業は終了したので二手に分かれ、2人は厨房に残り、2人はみょうがグループを手伝いに外へ。みょうがグループの4人は小一時間、丁寧に洗うということを本当に根気よく続けていたのですが、みょうががかなりたくさんあったので助っ人の2人に少し手伝ってもらうことに。みょうがの中に幼虫がいることもあるので、最後まで皆 目を凝らしてしっかりと洗っていました!

みょうがを全て洗い終えたら、厨房に移動し、みょうがの水気をキッチンペーパーで拭いたり、縦半分に切って保存瓶に入れたり。他のグループの子が調合してくれていた甘酢を加え、みょうがを漬けました。日持ちする みょうがの甘酢漬けが完成!!

適量取り分けておいたみょうがは、お味噌汁の実や薬味にすぐ使えるよう、包丁で刻んで保存袋へ。

その他、数日前に他所の畑で収穫させていただいたピーマンやトウガラシなどの下処理もしました。素手で、トウガラシの種をとったり切ったりした子たちは、辛み成分 カプサイシン で皮膚を刺激され、その後長い間、手や指先のヒリヒリ感や何ともいえない不快感に悩まされることになったのですが…。
何はともあれ、食の大切さを学び、食への関心を高める機会になりました。

21/09/08

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