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売木村の山村留学ブログ

9月12日

9月12日(日)の午前中、畑作業をしました。

すぐに種をまけるよう8月末に、堆肥をすき込み、少し土を盛り、マルチシートをはっておいた低畝6本に、漬け菜の“源助かぶ菜”の種をまくことに。まず、自分たちでさくさくと、一緒に作業するペアを6組作りました。源助かぶ菜の種は本来、畝に筋まきするもののようですが、学園では、雑草の抑制や、地温を上昇させたり、土壌の肥料分の流出を防いだり水分環境を調整したり、泥が作物に跳ね返るのを防ぐためにマルチシートで覆った畝に、後々の間引きの手間を考えて、点まきすることにしました。大きく育った時のことを考えて、株間15cm・条間30cmの2条植えにすることにし、ものさしで測りながら、種をまく場所のマルチをカッターナイフで少し切ることから。

いい加減に作業すると、後で二度手間になってしまうので、じっくりと取り組むペアが多かったです。
一畝分、カッターナイフでマルチを少し破って印をつけたら、その印の部分を種がまけるくらいの大きさに指で広げ、土の表面を均しました。

一つのまき穴に数粒の種をまくのが普通ですが、子どもたちから「二粒でいいんじゃない?」との声があがったので、一か所に二粒の種をまくことに。源助かぶ菜の種は、直径2㎜くらいの非常に小さいサイズ。目を凝らしながらの作業となりました。初めに、二粒を指でつまみ、まき穴に二粒を1~2㎝離して5㎜くらいの深さに置いていくことに。足元の土に小さな種を落としたり、二粒の種をくっつけて置いたりしないよう神経を使いながら、丁寧に進めていく学園生たち…。

見分けはつきにくいものの、土と種の色は違うので、まき穴一列分に種を二粒ずつきちんと置いたかどうか、自分の目で確認。その後、軽く土をかけ、鎮圧していきました。雑にしないよう気を配りながら作業する姿が見られました。

どのペアも心を込めて、一畝分に源助かぶ菜の種をまき終えました! 最後に、たっぷりと水やり。これからは、毎朝の畑当番の子が水やりを担当します。

源助かぶ菜の種まきは、数十分で終わったので、採り頃の野菜の収穫に移りました。先に、露地栽培のクウシンサイとミョウガの収穫。8月末にも収穫したので皆、要領はわかっていました。クウシンサイは、摘みとりながら自分たちが食べる部分とヤギのえさにする部分にわけ、収穫かごにいれました。ミョウガは前回と同様に、味が落ちると言われている花が咲いた状態の、収穫適期を過ぎたものを採ることになったわけですが、逆にわかりやすく、楽しんで採っていた子どもたち。どんどん分け入り、目に入るものを採り尽くすと、跡が迷路のようになっていました!

それから、ビニールハウス内で育てているものの収穫。シカクマメを収穫するのが初めての子たちは、どれくらいの大きさのものを収穫したらよいのかわからないので、見本に採ったものの大きさを確認してから、適当な大きさのものを3つ採ってみました! 「へぇ~、シカクマメって面白い形をしているね!」と、初めて見る、莢の四方に翼があり、切ると断面が四角形のマメに驚きの声をあげる子も。また、目ざとく見つけた完熟ピーマンやしっかり育ったピーマンも収穫。

最後に、ミニトマトのわき芽の挿し木で作った苗が大きく育ち、実をつけ、赤くなったものがたくさんあったので、それぞれおいしそうなものを収穫し、口の中へ! 「甘いっ!!」と顔をほころばせた子どもたち。中には、真っ赤なものを見つけると静かに口に入れ、欲張りをして幾つも幾つも口に放り込んでいる子も! 正午になったので、畑作業を終了。収穫物をセンターへ運び、ミョウガやクウシンサイを手分けして洗いました。
午後は、個人体験活動をしました。まだテーマが決まらず、動き出せない子もいましたが…。

21/09/17

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