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売木村の山村留学ブログ

9月25日~26日

本年度3回目となるキャンプ活動がありました。村の子5名も参加し、総勢17名の大所帯となりました。1泊2日で三食を自炊するキャンプです。
午後から始まったこの活動は初めに軽くミーティングをした後、少し雨がぱらつく中テントの設営から始めました。

学園生たちにとっては二度目のテント泊。設営もスムーズで、すぐに張り終わりました。

炊事班は小学生のみ班が2つ、中学生のみ班が1つの合計3班に分かれて行いました。小学生班は6年生がリーダーとなり、中学生班は継続生がリーダーとなって分担をして薪拾いや、食材の準備に取り掛かっていました。
炊事班ごとにかまどを作り、難関の火おこしに。前回まではマッチを使っていましたが、今回はファイアスターター(火打ち棒)を使っての挑戦。火がつかない焦燥感を覚えている学園生たちは初めこそ渋々準備をしていましたが、マッチは本数に限りがありますが、今回は回数に限りが無いので「ストレスがない~!」「緊張しないから楽!」と、全ての班が火を付けられました。

今までの飯盒炊さんと比べてスムーズに事が進み、上機嫌の学園生たち。
辺りがすっかり暗くなった18時すぎに豚汁とご飯を完成させ、夕飯を頂きました。

食後には、全員で焼きマシュマロ!焚き火と言えばマシュマロのイメージがありますがセンターのキャンプで食べられるのはレアです。手際よく準備から後片付けまで終わったため、ゆっくりと食後の時間を楽しみました。

あとはテント泊です。参加してくれた村の子の中にはテントで寝たことがない子もいたため、学園生がノウハウやコツを教えてあげていました。テントはやっぱりテンションが上がりますね!

次の日の朝は生憎の雨・・・
薪も湿気てしまったため、朝食のきのこ雑炊は昨年までの学園生が焼いた炭を使って調理することに。
各班それぞれ食材を準備し火にかけると、あっという間に完成。

気温もなかなか上がらず、雨具を着ているとはいえ雨の中での作業。そこにアツアツの雑炊。冷え切った体に温かさが一層沁みました。炭の力の偉大さを目の当たりにした子どもたちでした。

朝食を食べて英気を養うと寝袋の片付けをし、雨が降ったりやんだりする中昼食のカレーライス作りへと取り掛かりました。カレーの準備にはそれぞれの班から一人ずつ担当を選出し、みんなを代表して作業をすることに。
火をおこすには少し難しいコンディションでしたが、経験豊富(?)な継続生が指示を出したり率先して動いたりして無事に各班、火を大きくすることに成功しました。あとは、飯盒を火にかけてご飯を炊いて完成です!

炊飯に必要な水の量を勘違いし少し手間取った班はあったものの、無事に全ての班がカレーライスを食べることが出来ました。
「いただきまーす!」とおおきな声で聞こえたと思ったら、すぐにおかわりにくる子が多数。「めっちゃうまい!」「米が少し硬いけどおいしい。」と、残すことなくキレイに平らげました。

使った食器や飯盒を片付けたら、あっという間に終わりの時間に。
とても充実した二日間になりました。学園生は班員の人数や、使った道具など前回までのキャンプとの違いを大きく感じたようで、「そこから学んだことや課題が見えてきた」と言う子もいました。
雨の中のキャンプを経験したことのあった継続生は「今回“は”楽しかった!マッチが無くなる心配が無いことが一番大きい。これからはマッチじゃなくてコレ(ファイアスターター)を使わせてください!」とのこと。・・・前向きに検討します。

21/10/01

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