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売木村の山村留学ブログ

2月12日

2月12日(土)は、昨年の12月から取り組んでいる 和紙作り活動 をしました。原料のミツマタを加工する工程です。前回までの過程と、これから行うことを確認してから、10時頃 外へ出た学園生たち。

まずは、前日に 野外炊事をするために集めたものの余った薪を組んで、火を焚くことに。皆で一か所に火をおこすので、ソロやペアで行った昨日のような張り詰めた感じはなく…。雪を退かし、コンクリートブロックを五徳代わりに設置した所でマッチを擦り、火を育てます。細いものから順に薪をくべていこうと、ポキポキと枝を折っていく子どもたちでしたが、乾いていないものや生木が散見され、これから数時間 大きな火を保ち続けるには薪が足りない状況たったので、手分けして薪集めへ。
干して細く切り、保存していたミツマタの白皮は、前夜から水に浸けて戻してありました。それを大鍋に移し、水と重曹を加えて煮ることに。

ある程度薪も集まり、太い薪にも火がつき安定したので、11時頃から火の番を交替で行うことにしました。とりあえず10分間は、様子を見ながら薪をくべたり、殆ど風がなかったので強制的に空気を送るためにうちわであおいだり。もこもこと泡が出てくることに慌てる子もいました!

火の番を担当していない間に学園生たちは、呼ばれたら聞こえる範囲の センターの敷地内や周辺で雪遊びに興じました! せっかくたくさん雪が積もっていたので、この日は和紙作りと並行して雪遊びもメインの活動に位置づけたわけです。だから、スキーウエアを着用している子が多く…。当番の10分間は、一人ひとりが責任をもって、ミツマタの皮の繊維をやわらかく煮るために、立ち働きます!

正午頃、しばらく 火の番が回ってこない子は、雪だるまや雪で小さな動物などを作る手を止め、足先が冷たいので履いていた長靴を脱ぎ、陽だまりのログハウスのデッキに寝転がって至福のひとときを…。センターの敷地内に現れた 重機で作った雪山を掘り、空間を作って楽しんだり、

雪山に登るための階段を作ったり、ソリで滑ったり…。肝心の大鍋の中は、ぐらぐらと煮立っている時もあれば、火力が足りず 沸騰していない状態の時もありました。薪のくべ方やうちわのあおぎ方は人それぞれで、明らかに火勢を弱めてしまっていた子も!

火を焚いている周りの雪が融けだし、五徳代わりのコンクリートブロックが不安定になったり、炎が鍋底全体に勢いよく当たっていなかったりしたので、しっかりと煮ることができるように、組みかえた子もいました!
しばらく強火を保てるように薪をくべ、時々 食堂の窓を開けて様子を確認しながら、皆で昼食をとり、午後1時半頃からはまた、火の番を10分ずつ交替で行っていくことに。

午後2時からは全員 外に出て、活動再開。火の番も二巡目に入り、手際よく薪をくべたり、うちわであおいだり、鍋の中身を確認したりしていました。

結構長い時間 煮たもののまだ繊維がもの凄くやわらかくなっていなかったので、もう少し焚き続けることに。その間にも、他の子たちは、重機で更に高く急に作られた絶壁のような雪山から、お尻で滑ってみては目を白黒させたり、

ソリに乗って、身体が宙に浮く面白さを味わったり、ソリを乗りこなし、「ここまで来たよ!」とソリが止まった場所が遠くになった(距離が延びた)と喜んだりしながら、何度も何度も滑っていました!

午後4時になり、日もだいぶ陰ってきました。5時間ほど煮ていた 大鍋の中のミツマタの皮はやわらかくなっており、繊維がクタクタになっていたので、火からおろし、ざるにあけました。口々に「何かの麺みたい!!」と言う子どもたち。手がかじかむのも厭わず、真っ黒になった大鍋を、進んで洗いだした子たちがいました!

誰に言われるでもなく、火を焚いていた場所の後片づけを率先して始めた子たちも。ざるにあけた やわらかくなった皮には、冷水をかけてから、ごみ(不純物)を手で根気よく取り除きました。そして、水分を絞りながら球状に握りました。

次は、繊維を細かく、更にやわらかくほぐす工程。球状にした繊維を木綿の手ぬぐいに包み、木槌で叩くことにしました。何度も叩いて広がった繊維を折りたたみ、また叩くということを繰り返します。

片づけと並行しながら、全員がこの叩解という作業を体験。引っ張りや破れに強い 丈夫な紙を作るために、一心不乱に木槌を振る子どもたちでした。その結果、紙をすける状態にすることができました!

午後8時15分頃からは、紙すき枠作りにチャレンジ。男子と女子に分かれて、一セットずつ作りたいと言うので、そのようにすることに。葉書サイズの紙すき枠はあるので、自分たちで作ってみるのは、30cm×40cmくらいのもの。まず、葉書サイズの紙すき枠の作りを参考にし、指導員が考えた設計図を皆で理解しました。それから、いよいよヒノキ工作材をのこぎりで切ったり、切り口を紙やすりで研磨したり。

思いのほか、工作に興味を示す子が多く、我先にとのこぎりで切りたがったり、釘を打つ前に下穴を作るため キリを使いたがったり。代わる代わる、和気藹々と進めていました。

細くて薄い材に、小さな釘をしっかりと打つことはかなり難しく、皆で協力する姿がありました! 男子も女子も、材を割らないよう仕上がりがきれいになるよう、釘を打ちたいので、面倒くさがらずにキリを使って下穴を作るという下準備をしてから、トントンと打っていました。それでも曲がってしまい、もう一度打ち直してもだめで、釘抜きで抜き、何か所かは新しい釘を打ちつけるはめに…。

午後9時になったので、続きを中学生に託して小学生は就寝。男子チームは2人で、女子チームは3人で、紙すき枠を仕上げることに。使命感に燃えて、ちゃんと作ろうとしていた中学生たちでしたが、だんだん眠くなると、釘打ちが雑になったり、失敗した釘を抜いて新しいものを打ち直すか所が増えたり…。なんとか三つの枠を作り、釘を打って二つの枠をくっつけました。さくさく作っていた男子チームの枠は、くっつけた二つの枠が歪んでおり、隙間が!! 時間はかかったものの丁寧に作っていた女子チームの枠は、外側の枠に一回り小さい枠がきちんと収まっていました! 自分たちでどうにか枠を作り上げたので、紙すきができる準備が整いました!!

22/02/25

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