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売木村の山村留学ブログ

4月21日・22日

4月21日(金)、学校開放日で帰りが早かったので、15時頃から畑作業(畝立て)を行いました。
まずは、畝を立てる場所を掘り肥料を撒くことから。翌22日に、じゃがいも(種芋)を植えるので、じゃがいも用の畝を鍬を使って立てます。

じゃがいもは、植えた種芋から土の中で育ちます。そのため、種芋をなるべく深めに植えます。そのため少し高めの畝にする必要があるのです。
表面から15~20cmほど掘ったら、次は肥料撒き。先週末行った田起こしの土壌改良剤撒きと同様な作業だったので、「また花咲か爺さんみたいにするのか」と言って、昔話の花咲か爺さんさながら、肥料を溝に撒きました。
後は、畝を作るのみ。掘った土を元に戻し、また、畝と畝の間の通路を少し掘り、畝を立てます。新入園生は、畝の形がイメージできている子とできていない子がいましたが、とりあえず継続生を真似して全員で畝を立てみるることに。

真っ直ぐ畝を立てられるように、畝の両端に立てた枝や支柱を目印にしました。曲がった畝や、くねくねした畝ができたり、予定していたよりも畝幅が太い畝ができたりしましたが、なんとか全員畝を立てることができました。納得のいく畝を立てられなかった子もいたようでしたが、17時近くになったので、鍬を洗ってこの日の作業は終了。

翌22日の午前中、まずは畑作業についてのミーティング。センターの畑は元々田んぼだった場所にあること、畝のこと、今回植えるじゃがいもや他の野菜の育て方(種から育てるか苗から育てるかなど)、マルチシートの役割などの話を聞きました。21日は訳も分からず畝を立てていましたが、このミーティングで畝の役割について知ることができ、また、じゃがいもは高い畝が望ましいことを改めて知ることができました。

ミーティング後、服装を整え一同畑へ。まずは畝の表面を平らにしたり塊の土を崩したりしました。
畝が整ったら、次はマルチシートを張ります。 先ほどのミーティングで、マルチシートの主な効果は保湿や保温、雑草の抑制などと聞いたので、じゃがいもや今後草むしりをしなくてはならない自分たちのためにマルチシートを丁寧に張ります。まずは継続生3人でお手本を見せることにしました。1人が畝にマルチシートを被せて伸ばしていき、残りの2人がマルチシートの左右を踏みながら鍬で土をかけていきます。ピンと張り、そしてマルチシートが風で飛ばないようにしっかり土をかけます。少しペースが合わなかったものの、きちんとお手本を見せてくれました。
そして、お手本を見た新入園生もいざ実践です。二チームに分かれ、継続生がコツを教えながらとりあえずやってみることに。マルチシートの踏み方が弱くてピンと張ることができなかったり、いつの間にか歪んでいたり、畝と畝の間の通路が狭く、マルチシートにのせて押さえる用の土が取れないと嘆いたり、ずっと屈んだ姿勢なので腰が痛いと言ったりしていましたが、皆で協力してなんとか全12本の畝にマルチシートを張ることができました。

後は、種芋を植えるのみ。

マルチシートを張っている間に、小学二年生が株間30cmを計ってマルチシートに穴を開けてくれたので、その穴を皆で少し広げました。
適当に植えてしまうとどこに植えたのかわからなくなるので、まずは広げた穴の近くに種芋を置いていくことに。置き忘れが何箇所かあり、大人に言われて気づいたり、他の子が気づいてそっと置いたりして全ての穴の近くに種芋を置きました。そして、いよいよ種芋を植えていくことに。穴の真下の土を手首くらいまで掘り、種芋を置き、掘った土を戻して畝の表面を平らにします。手首の深さまで掘るので、軍手の中に土が入って気持ち悪いと思っていた子が多かったです。植えたところがわからないくらい畝の表面が平らになっているかを一通り確認して終了です。13時近かったので、疲労と空腹で最後は体を奮い立たせて作業していた子もいましたが、最後まで丁寧に植えることができました。

最後に、じょうろに持てるだけ水を汲み、順番に水やりをしました。
これから雨が降らない日が続けば、当番制で水やりをし、おいしいじゃがいもを育てます!

23/05/06

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