バチ作り
売木学園では、年間を通して和太鼓に取り組んでいます。
一番最初に練習する演目は、東京都の三宅島に伝わる、「三宅島太鼓」。
島のお祭りで叩かれる太鼓だそうで、三宅島の方は自分達で木を削り、バチを作るのだとか。
そこで、学園生も角材から自分のバチを作るという活動に挑戦しました。
村内の木工屋さんにお願いして、ヒノキの角材を作っていただき、それをカンナ一本で削っていきます。
どの子もカンナを使うのは初めて。
「どこを削れば良いの?」「刃を出すときってどこを叩けば良いんだっけ?」
と、おそるおそる木を削っていました。
慣れてくるとスイスイと削れるようになり、四角かった木も丸くバチの形に近づいてきました。
そして足元には木くずが山盛り。
ヒノキの良い香りがして、「すごい良いにおい~」とみんな思いきり息を吸い込んでいました。
完成したら先を丸く削り、やすりをかけて完成!
出来上がった子から、太鼓練習で実際に使い始めました。
ますます太鼓の練習に気合が入る子どもたちです。
12/06/09