最後の大会
山村留学生の中には、学校の部活に入っている子どもたちがいます。
今年は4名。
ソフトテニス部です。
先日、飯田市内で行われたABC大会という大会に出場しました。
ダブルスの試合ということで、自分の技術だけでなく、ペアの相手とのチームワークも重要になる競技。
「自分のせいで負けたらどうしよう…」と不安になっている子もいましたが、「頑張るぞ!」と、皆試合を楽しみにしていました。
当日の朝早く、緊張の面持ちで出発。
あとから応援に行くと、すでに試合は始まっていました。
コートにあふれる声援、真剣な選手の表情、いつもの子どもたちとは違う姿が、そこにはありました。
試合は、午前中で終了。
一勝した子も、勝てなかった子も、悔しい思いは同じ。
それでも、センターに返ってきたときには、「ダメだったけどがんばった」と笑顔を見せてくれました。
今回が今年最後の試合。
来年自分が残っているかどうか、確信を持っている子はひとりもいいません。
それでも翌朝、「行ってきます」と、またいつも通り朝練のために朝早くセンターを出ていきました。
12/12/05