炭焼き体験
売木村では昔から盛んに炭焼きが行われていたそうで、そんな昔の人の暮らしを体験しようと、炭焼きの活動を行いました。
炭焼きの先生は、農家の父さん。
センターの畑に炭焼き窯を作ってくださいました。
炭焼き窯はドラム缶で作った小型のものですが、石を積んで立派な窯を作っていただきました。
子どもたちは窯を見て、「すごい!」「なんでこんなの作れるの?!」とびっくり
炭になる木をちょうどいい大きさに切り、窯入れしたら、ふたをして土で埋め、窯の下にある火付け口でマキを燃やします。
燃やし続けること一昼夜。
ときどき様子を見て火を絶やさないようにしました。
夜は消灯前に、翌朝は起きてすぐにみんなで窯を見に行き、マキを足しました。
窯についた煙突からもくもくと煙が出るようになったら、父さんが窯の口を石と土でふさいでくれました。
このタイミングも、煙の色の変化などを見ながら、長年の勘だけで決めるのだとか。
このまま今度は冷やし、完全に冷めたら窯から取り出します。
時間をかけてつくられる炭。
炭を最初に考えて利用し始めたのはどんな人たちだったんだろう、どうしてこのやり方で炭ができると分かったんだろう。
昔の人々の暮らしの知恵に触れ、すごいなぁとただただ驚きました。
窯出しは土曜日。
どんなふうにできあがっているのか、とても楽しみです。
13/02/06