よろしくお願いします
売木村の山村留学は、子どもの自然体験を主とした山村での総合的な体験活動。その中の大切な体験として、農家での宿泊活動があります。農家宿泊では、農家生活に内在する自然や文化に触れること、家族生活や労働の体験、地域の行事や活動への参加に重点を置き、農家さんと一緒に暮らすことで、子どもたちの心の中に”ふるさと”としての心情が育つことを期待しています。
４月２０日（日）、午後２時半から、農家対面のつどいを行いました。
入園から２週間余り、厳しい？集団生活をしてきた学園生たちにとって、待ちに待っていた日。これからの１年、毎月１週間ほどお世話になる農家さんと対面し、初めての農家入りをさせていただく日なのです。今年度は、学園生の保護者の方々にも学園にお越しいただき、子どもたちがお世話になる農家さん宅へご挨拶に伺うことに。学園生たちは、入園以来、久しぶりにお家の人に会える嬉しさと、農家入りの嬉しさで、落ち着かないまま、前夜や午前中、農家生活の約束や荷物についての話を上の空で(?)聞き、自分で農家入りの荷造りを済ませていました。
つどいでは、農家さんの紹介や代表の方のお話があったり、学園生の自己紹介では、農家生活で楽しみしていることや、頑張りたいことをそれぞれが話したりしました。また、学園生全員で、”あいさつをしっかりとします””毎日手伝いをします””生きるために食べるということを忘れずに、好き嫌いなく食べます””学校のことなど、なんでも父さん母さんに話をします”など、農家での約束を大きな声で発表。
そして、いよいよ農家発表！
今年度、７名の学園生を預かってくださる農家さんは４軒。農家さんのお名前に続いて、学園生の名前が呼ばれます。どの農家さんにお世話になるのか、誰と疑似兄弟になるのか、学園生たちはもう、ドキドキの一瞬！名前を呼ばれた子は、「はい！」と大きな声で返事をし、これからお世話になる農家の父さん母さんの前に進み出て、挨拶をし、父さん母さんの後ろに一列に並び、家族となりました。嬉しそうな顔を見せる子、緊張した面持ちで挨拶をする子と様々でした。
つどいの後、農家さんごとに写真を撮り、農家入り。外は、生憎の雨・・・。毎月運ぶ衣装ケースやかご、学用品の他に、初めての農家入りの時には、布団一式や棚なども運ぶので、センター内外はてんやわんや。学園生たちも、農家の父さん母さんの指示に従って、自分の荷物を農家さんの車に運び、荷物と一緒に、今回だけは車で農家へ。
３２期の農家生活が始まりました！農家さん、どうぞよろしくお願いします！
14/04/21