売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

「むずかしいよ~!!」

25日(日)は、村の渓流釣り祭り。留学生たちは小中学生なので、釣り堀に放流されたニジマスを釣りに行きます!賛否両論ありますが、留学生たちは、自作の竹竿(のべ竿)で、挑戦することにしているので、24日(土)の午前中に、竹竿と仕掛け作りをし、翌日に備えました。

1.jpg竿にする竹は、入園してすぐの休日に、各自伐りに行き、日陰で干しておいたもの。その竹を2か月弱ぶりに手にした留学生たちは、口々に「軽くなってる!」と。
釣り堀の真ん中まで届く竿の長さは欲しいものの、長時間持つことに耐えられなければなりません。なので、ぞれぞれ判
2.jpg断し、必要であれば持ち手の方を切り落とす作業を最初にしました。
次に、仕掛け作り。室内で、釣り糸の結び方のレクチャーから。いきなり道糸を結ぶのは難しいし、見えにくいので、まず、紐やロープを使い”ちちわ結び”の練習を繰り返し行いました。結び目を8の字(エイトノット)にして輪っかを作る方法です。すんなりできた子もいれば、苦戦した子も。皆できるようになったら、大きいちちわ結びを1つ作り、その先にもう1つ作る練習もしました。これは、竹竿の先に凧糸で作ったリリアンに、仕掛けをとりつける時に使う結びなので、皆真剣に何度も練習しました。
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竹竿の長さに合わせて道糸の長さを決めるため、一旦外に出て、長い道糸をもらったら、再び室内へ。いよいよ、その道糸の端に習ったばかりのちちわ結びをすることに。ところが、「うわぁ~、やばい!」との声。外から中へ入って来る間に、道糸を絡ませ、どうしようもない状態にしてしまった子が2~3人。先が思いやられます・・・。再度、道糸を準備し、本番。皆、紐やロープと
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は違い、見えにくく細いので、苦労していました。寄り目になるほど道糸を凝視し、指先を器用に使って、一生懸命取り組みます。・・・しばらくすると、数人が「できた!これでいい?」と声を弾ませました!一方で、「もう無理!!難しいよ。できない!!」と、投げ出してしまいそうな子も。
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助け船を出してあげたら?との指導員の声掛けに、年上の子や継続生は、「でも、やってあげたらダメでしょ。自分でできないと困るんだから。」と言いつつも、どのくらい手出しをすればよいか考え、諦めそうになっている子に、粘り強く教える場面も見られました。全員ができたら、次の段階へ。ゴム管を通しウキをつけ、道糸とハリスを繋ぐために、それぞれの両端に、やはりちちわ結び。そして神経を集中して、それらを繋ぎ、「全然、噛めないよ~。」と大騒ぎしながら、かみつぶしをつけました。目印となる毛糸をつけて、完成!記名した厚紙に、仕掛けを巻きつけ終わると、なんと作業開始から、3時間が経過していたのでした・・・。予備として1人2セットは作る予定でしたが、できずじまい。最後に、竿先リリアンに、仕掛けをとりつけたり外したりする練習をしました。
明日は、手際よくできるでしょうか?

14/05/24

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