炭の窯出し
焼いた後、完全に冷めるまで窯の中に置いていた炭を、20日(土)に取り出すことに。
作業ができる服装に整え、小雪がちらつく中でしたが、留学生は元気に炭焼き窯の所に集合しました。煙突を外し、土でしっかりと覆われた炭焼き窯を前に、ドキドキ!
まず、スコップを使って、土を除ける作業から。皆で交代しながら、スコップですくった土を、肥料袋に入れていきました。
しばらくの間、土を除けていくと、窯の蓋が見えてきました!逸る気持ちを抑えながら、蓋の周りの土を手で払い除ける小学生たち。
炭焼きをしていた時に、焚いていた火が大き過ぎ、炭にする木に燃え移ってしまったのではないか、炭ではなく灰になってしまっているのではないか、という心配が頭をよぎります・・・。講師の方からは、炭がうまく焼けた場合でも、窯いっぱいに入れた木は、3分の1くらいになってしまうと聞いていました。
いよいよ、蓋を開けます!
緊張の一瞬!
・・・確かに、かさはとても減っていました。上の方は、多少灰に見えますが・・・。
火ばさみで、ドラム缶窯の中を探ってみると、立派な炭ができていました!乱暴に扱うと割れてしまうので、そろっとはさんで取り出します。皆で順番に中を覗きこみ、数本ずつ取り出して、大切に紙袋に入れていきました。
竹炭づくりを試みていた子の竹も、ちゃんとした炭になっていました。木炭は、紙袋にいっぱい入れて、2袋分!その袋は非常に軽くて、楽々と持ち上げることができました。炭焼きをする前の木の大きさと重さをしっかりと覚えていた留学生は、炭になると小さくなり驚くほど軽くなるということがよくわかったようです。
作業は、1時間弱で終了。初めて炭焼きを体験した子たちが多かったのですが、講師の方のおかげで上手くできました。ありがとうございました。できた炭を使って、何かを焼いて食べる日が待ち遠しい様子の留学生たちでした!
14/12/22