売木村山村留学センター
売木学園

山村留学２日め

入園の翌日 ４月４日（土）から、学校も始まりました。留学生たちが通う売木小中学校では、始業式と入学式が行われ、新入園生は転入生として、中学１年生は新入生として紹介され、仲間入り。小さな学校らしい地域ぐるみの温かい雰囲気で、迎えてもらいました。

この日は半ドンだったので、子どもたちが帰園するのを今か今かと待っていたのですが、なかなか帰ってくる気配がなく・・・。少し通学路を見に行ってみると、春の訪れを感じる”ふきの花”がそこここに。中には、まだおいしく食べられそうなつぼみの”ふきのとう”も。
そうこしているうちに、賑やかな声が聞こえてきました。先陣は小学生３人！「行ってきましたぁ」「あ～、疲れた～」
道の脇に目をやると、一面に,最も身近な春の野草”オオイヌノフグリ”と”ヒメオドリコソウ”の花が。
しばらくすると、「暑っ！」と言いながら、詰襟を手に持ち、カッターシャツで歩いてくる中学生４人・・・。その周りを、２人の小学生がちょろちょろしていました。
国道からセンターまでの最後の数百メートルは、少し上り坂。もうひとふんばり！

道路脇の土地には、春の人里の代表的な山菜のひとつである”カンゾウ”の新芽が萌え出ていました。

ようやく、センターに辿り着いた子どもたち。少し遅い時間のお昼ごはんとなったので、おなかがぺこぺこだったとみえて、どの子もすごく沢山、ごはんをおかわりして食べていました。
いよいよお家の方々がお帰りになる時が来て、ちょっぴり涙ぐむ子もいましたが、ぐっと寂しさをこらえ、そのあとは見事に気持ちを切り替えて生活。
早速、指導員に全館を案内されながら、センターの使い方や、立ち入り禁止場所などについて説明を聞きました。その他、基本的生活習慣を身につけるためのミーティングも。
入浴前には、恒例の”足型とり”をしました。来年の３月に再度とり、比べてみようというものです。山村留学中は自分の足でよく歩くので、扁平足ではなくなったり、土踏まずがさらに発達したりするかもしれません。
９人の足型は、このとおり。既に、立派な土踏まずがある子が多い様。