フィールド調査
4月6日(月) 学園生たちは、4日(土)の振替で学校がお休み。そこで、これから1年間暮らしていく売木村を知るために、フィールド調査に出かけました!村内の道や自然の様子をより感じとるため、車ではなく”歩き”です。
くじで3つの班を決めました。それぞれの班に継続生が必ず1人はいるので、その助言を参考にしながら、渡された地図を見て、班員で目的地とルートを相談。そして、フィールド調査のルールと注意事項を聞いたら、ナップザックに持ち物を詰めて、お弁当と行動食を受けとりました。10時半頃、班ごとにだいたいの行き先と予定を申告したら、出発!ぱらぱらと小雨が降り出して、早速レインスーツを着て、歩き始めることに。
南一地区のヤギ小屋に、子ヤギを見に行こうと、はりきって出かけた班が2つ。通学路ではなく、それぞれ岩倉ダムの北岸と南岸の道を歩いて長下方面に出て、正午には南二地区を元気に歩いていました。早くかわいい子ヤギに会いたくて、走り出した子たちも。
この班は、出発前に地図を紛失し、探していたため、出かけるのが遅れました。でも、南一地区の”不動の滝”を目指し、通学路をとことこ歩き、正午に学校前を通過。危ないので、道に広がって歩かないよう気をつけていました!お弁当を、いつ・どこで食べるのかも、自分たちで決めます。
5時間ほどを同じ班の3人で過ごした学園生たち・・・。
この活動のルールに、◎センターに午後3時から3時半までに帰ってくる というのがあったのですが、3時を過ぎても子どもたちの賑やかな声が聞こえてこず・・・。心配していたところ、1つの班が無事に戻り、3時半ギリギリに残りの2班がセンターに辿り着いたのでした。誰も時計を持っていないのに、ちゃんと時間に間に合ったのは、◎村の人に、おすすめスポットや時間を聞く というルールがあったから。というわけで、皆、村の人とお話することができた様です。
ナップザックの中身を片づけ、水筒を洗ったら、食堂で、報告会を開くことにしました。
村の人に場所を聞いて、どうにか”不動の滝”まで行き、帰ってきた3人。◎山菜(食べる分だけ)を採ってくる という課題は、「カンゾウとツクシとヨモギを採ってきました!」と披露。
往復で13.3kmを歩いたのに、ヤギ小屋が閉まっており、子ヤギを抱っこできず酷く残念だったと、Jさん。◎各自、”春”を感じるものをスケッチしてくる という課題には、ツクシに春を感じ、ツクシの絵を描いてきた子が多かったです。
他にも、◎湧き水を探して飲んでくる ◎よいにおいのするものを採ってくる という設問があり、この3人は「長下で、湧き水を飲みました。よいにおいのするものは、この花です。」と青紫色のムスカリを見せていました!そして、「これもです。」とダンコウバイの枝も。ムスカリもダンコウバイも芳香を放っていました!
報告会が終わったら、それぞれの班で採ってきた山菜の下処理。ツクシのはかまと頭を取ったり、ふきのとうの変色した部分を除いたりしました。
皆が少しずつ採ってきた山菜は天ぷらにして、夕食でおいしくいただきました!
班によって歩いた距離は違うけれど、短くても12kmはある道のりを、いきなりでしたが、新入園生も自分の足でしっかりと歩きました。余裕はなかったかもしれませんが、村のことや自然のことを少しは知ることができた様です。
15/04/08