隣町でお花見も
朝から気持ちよく晴れた4月12日(日)。前日に行うはずだった畑作業を決行することに。
一人一本ずつ鍬を持って、センター前の畑に下りると、思っていたよりも土が乾いておらず。菜種梅雨なのか、連日のように曇りか雨だったから、当然と言えば当然。しかし、学園生たちは休日にしかまとまった農作業ができないので、強行しました。
畑には既に、耕運機をかけてあったのですが、鍬でざっと起こしてみました。初めて鍬を振る子も、しばらく懸命に取り組み、使い方が分かってきた様。
次に、後日じゃがいもを植えるための畝を作ることに。鍬で畝を立てる方法や、作る畝の幅や高さの説明を聞きました。
畝幅と、通路の幅の目安にする棒を立て、鍬を上手く使って土を盛りながら、真っ直ぐに後ろへ進んでいきます。場所によっては土が水分をたくさん含んでおり、鍬にねっとりとした土がこびりつき、非常に作業しづらくなって苦労していた子もいましたが、まがりなりにも一人一畝、立てることができました!
使った鍬を川で洗い、干したら、急いで出かける準備をしました。
お弁当を持ち、車に乗って約30分。隣りの阿南町、”ゆうゆ~らんど阿南 かじかの湯”へ。
ゆうゆ~らんど には沢山の桜の木があり、毎年この時期には花が満開になっているので、今回もみんなでとても期待しながら行きました。到着すると、期待を裏切らない咲きっぷりでしたが、9人兄弟は花より団子状態(笑)。お花見そっちのけで、お弁当に夢中!
お弁当と、おかわり用のおにぎりをさっさと食べたら、眼前の河原で即、遊び開始!走り回ったり、水切りをしたり、堤をよじ登ったり。
午後1時には、陶芸体験館へ入館。この日のメインの活動は実は、「お茶碗作り」だったのです。陶芸の先生に挨拶をしたら、早速、着席し、飯碗の作り方を聞きました。電動ろくろを使うのではなく、陶芸の基本ともいえる手びねりという手法で作ります。
手動ろくろの真ん中に粘土をしっかりと置き、中心に指で穴を開けたら、粘土をつまみ出すようにして形を作っていきます。
陶芸体験は初めてという子も、そうでない子もいましたが、みんな真剣な表情で、思い思いの形を作っていました。小学生は、形が崩れることなどお構いなしで、絵を描いたり、ハンコで模様をつけまくったりすることに、とても力を注いでいました。
中学生は、「できるだけ大きいお茶碗にしたい!」と、可能な限り粘土を薄くつまみ出し、慎重に形を整えたり、時間をかけて表面をきれいに仕上げたり。
1時間ちょっとかけ、できたら、色を決めました。文字や模様がはっきりと現われやすい色を選ぶ子が多かったです。
あとは、陶芸の先生にお任せし、学園生たちは焼き上がりを待つのみ。これから乾燥させ、電気とガスの窯に入れて、1回目は800度で素焼きをし、2回目は釉薬を施して1300度くらいで焼くのだそう。無理を言って窯を見せていただくと、窯出しをする前の作品をたくさん見ることができ、自分のお茶碗がどんなふうにできあがるのか、とても楽しみになった様子でした。1か月後くらいに焼き上がるそう。
帰りに、早稲田公園で、小一時間ほど遊んで帰ることにしました!斜面を利用したこの公園も実は、言わずと知れた桜の名所。斜面には長いローラー滑り台があり、満開の桜の下を満面の笑みで何度も滑り降りていた学園生たち!
まるで親子の様な中学生と小学生・・・。体重差を考えて、中学生が力を加減しながら遊んであげていました。シーソーが上がったり下がったりするたびに、泣きそうな笑顔で、大はしゃぎする小学生!
やはり、お花見より遊びという感じの子どもたちでしたが、このような遊具も使い、通常の遊び方を逸脱した激しい?遊び方で、思いっきり体を動かしていました!
盛りだくさんの休日となりました。
15/04/13