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売木村の山村留学ブログ

また休日です・・・

木曜・金曜と二日学校に通ったら、またお休み。この時期はいろいろとやることがあり、5月9日の土曜日には、苗づくりと、りんごの花摘みをしました。

5月下旬に畑に植える予定のもので、自分たちで作れそうなものは、種を蒔き、苗に育てる活動が『苗づくり』。午前中、1時間半ほど、作業をしました。
苗1.jpg今回は、とうもろこし、うり科のかぼちゃ・ズッキーニ、マメ科の枝豆・モロッコいんげん・つるなしいんげん、アブラナ科のブロッコリー・キャベツ、青紫蘇・赤紫蘇の10種類の野菜の種を蒔くことに。まず、ビニールポットや連結ポットに野菜用培養土を入れました。
苗2.jpgそして、指で土に穴をあけ、種をまきます。うり科の野菜の種は大きいけれど、アブラナ科やシソ科の野菜の種はとても小さくて、学園生たちは驚いていました。大きな種は1粒または2粒、小さなものは5粒くらい、こぼさないようにポットの中の土にあけた穴に入れ、覆土。どのくらいの土で種を覆うかも、野菜によって違い、間違えると発芽率が下がることもあるので、慎重に作業しました。皆、2~3種類を播種。予定していた種を全て蒔き終えたら、ポットをかごに入れ、ビニールハウスに運搬。はりきって運んでいたものの、途中でけつまずき、たくさんのポットを入れたかごをぶちまけてしまった子も。
最後に、じょうろでポットにたっぷりと水をやり、終了。これから毎朝、水やりをし、ちゃんと発芽するよう愛情も注いでいきます。

午後は、センターから5kmほどのところにある”りんご農園”まで歩いていきました。
今年度も農園の”オーナー制度”を利用し、りんごを育てる体験をさせていただくことにしたのです。日々の管理は農園の方がやってくださり、年に数回、作業を体験するだけで、りんごをたくさん収穫できるという、非常においしい活動なので、学園生たちは大喜び。
摘花.jpg途中、何か所かにヤギが放牧されていて、子どもたちが「メェ~。」と言うと、ヤギたちが一斉に声を揃えて鳴き返しながら、近寄ってきました!
摘花1.jpg
りんご農園に着き、農園主の方に挨拶。たくさんある木のうち、昨年度オーナーになっていた、『つがる』と『王林』の木を1本ずつ、今年度もお借りすることに。『王林』にはあまり花が咲いていなかったのですが、『つがる』には花がいっぱい咲いていました。今回体験するのは、その花を摘みとる作業。りんごは、中心に一つ 中心花(ちゅうしんか)があって、 その周りに側花(そっか)があるのですが、 その側花を全部とるのです。

摘花2.jpg摘花3.jpg
説明を聞いた後、各自とりかかりましたが、きれいに咲いている花を摘みとるのは心苦しいもの。けれども、大きな実をつけるためには、余分な花やつぼみを落とし、果実になる花やつぼみに栄養をまわらせる必要があるのだそう。花柄を引っ張って花を摘もうとすると、葉がとれたり枝ごと折れたりすることも。なので、爪で切るような摘み方を心がけました。
摘花4.jpg摘花5.jpg
さらに、中心花の下側にある産毛に触れてしまうと、果実になった時に”さび”が発生しやすくなるそうなので、触らないよう注意深く作業。初めは、手が届く辺りの花をおとなしく摘みとっていた学園生たちでしたが、梯子を借りた途端、「俺が一番に上りたい!」「〇〇、次、代わってよ~!」「僕も登りたい!」皆、梯子に登りたがり、はりきって高所の花を摘んでいました。
摘花6.jpg
摘花7.jpg

『つがる』の木1本に皆で1時間弱、手作業をしただけなのですが、広大なりんご農園で作業されているりんご農家さんの苦労や大変さが身にしみてわかった様です。次回は、摘果作業を体験させていただく予定。
帰りも5kmの道のりをてくてく歩きました。

15/05/10

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