代かき
1週間前に起こし、水を引いていた田んぼの代かきを、5月10日(日)の午前中に行いました。外は風が吹き、肌寒い感じでしたが、汚れても構わない服を着用するよう言われると、ほとんどの子が半袖半ズボンになり、元気よく田んぼへ。
もちろん、作業は人力。ひたひたに水がはられた田んぼに、素足を踏み入れた子どもたちからは最初、「うわぁ~、冷たい!」と悲鳴があがりましたが、すぐに「あっ、なんだか慣れてきた。」「ここ、ぬるいよ!」と。手を繋いだり肩を組んだりして、できるだけ隙間がないよう横一列に並び、足踏みを始めました。足並みを揃え、少しずつ前進!
ミーティングで聞いた代かきの目的をよく思い出しながら、ひたすら足で、土の塊を砕き、水と混ぜ、泥にしていきます。”その場で10回くらい足踏みしたら、半歩進む。”と決めても、速すぎる子がいたり、足を動かさず口ばかり動かしている子がいたり。けれども、踏んでかきまぜたところと、まだのところは、一目瞭然。結果が目に見えるので、多少は、やる気がでた様子。
時間をかけて、田んぼの長辺を歩いた後、短辺も歩き、残る隈なく人力代かき!おしゃべりに夢中になって足がとまったり、いい加減に大股で歩いて注意されたりということはありましたが、だんだん、良い泥になってきました。
少し水漏れしている箇所があったので、最後に、畔の際を電車ごっこのように縦一列になって、しっかり踏み固めながら一周。
作業開始から2時間ほどで、自分たちの足で田んぼの中を歩き回って土をやわらかくするという”人海戦術代かき”は終了。肥料も土とよく混ざり、それなりになりました。仕上げには機械を使い、均した後、2週間後に、田植えをする予定です。
15/05/11