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売木村の山村留学ブログ

5月24日

本当はその都度片づけるのがベストですが、なかなかできないので、1週間に一度、休日の朝に、荷物整理や部屋の掃除をする時間をとっています。この日も、その時間をとったのですが、本来ならすぐ終わるものが、いつまで待っても終わらず。なぜなら、途中で他のことをしてしまったり、遊び始めたりするから。そんなわけで、異常に長い時間がかかり、予定していた活動に影響が・・・。

この日の午前中の予定は、”畑の苗植え”。予定より随分遅い時間からミーティングを始め、作業内容を確認し、畑へ。
5,24 (1).jpgいきなり苗を植えることはできません。まずは、1人1本ずつ、畝たて。何度か耕運機でおこした後で、土が細かくなっていたうえに、耕運機の跡がついており、それを活かせば、そう難しい作業ではありませんでした。それに、畝たては全員がもう経験済みなので、以前よりは上手に鍬を使い、手早くできました。植える野菜によって、平畝にしたり、高畝を作ったり。
5,24 (2).jpg畝をたてられたら、マルチ張り。一人で張るのは難しいということを既に学習済みなので、何人かで協力していました。
5,24 (3).jpgしわのない、ぴんと張った状態になるよう、マルチの端に土をかけていきました。
5,24 (4).jpgこちらには、溝を掘って、伝統野菜の駒屋ねぎを植えました。溝の片側に立てかけ、底に少し土をかけ、藁を入れて・・・。ここで、お昼近くになってしまったので、一旦終了。

お昼ごはんを食べたら、5kmほど歩いて、”摘果”作業をしに、りんご農園へ。
5,24(7).jpg農園主さんに、ご挨拶をして、作業開始・・・という流れになるはずでしたが、前回の”摘花”作業がしっかりできていたので、摘み取るべき小さな実は、ほとんどありませんでした。
5,24(8).jpgでも、折角来たので、何かしたい子どもたち。観察するだけでは物足りず、我先にと梯子に上って、”つがる”の木の摘んでいなかった花が実になったものを、指先ではさみ取っていました。残念ながら”王林”の方は、前回全く花が咲いていなかったので、当然実も生っておらず。昨年は、凄くたくさん収穫できた王林ですが、今年は期待できないようです。何年かに一回、そういうことが起こるそうで、どんなに人間が頑張っても、自然の力にはかなわないということを目の当たりにしました。農園主さんのお話に、珍しく神妙な面持ちをしていた学園生たちでした。
農園にいたのは短時間で、センターまでは車に乗って帰りました。

少し休憩をした後、畑の”苗植え”の続きをしました。
5,24 (5).jpgミニトマト・きゅうり・ししとう・なすといった野菜の苗の植え付け。株間を考えてマルチに穴を開け、植え穴を掘り、ポットから苗を出す時に、根鉢をくずさないよう気をつけていました。穴に苗を植え込んだら、株元がやや高くなるよう土を調節して入れました。
5,24 (6).jpgさつまいもの苗も植えました。苗を畝と並行に置き、茎を押さえ、土に押し込むように植え、葉を土の上に出しました。しかし、軽くひっぱってみると、すぐに抜けるような植え方をしていた子が数人・・・。植え直しをし、葉が焼けるのを防ぐために、葉とマルチの間に藁を敷きました。干しイモ用の”玉豊”や、”安納芋”も植えたので、収穫時期が楽しみです!
最後に、植えた苗にたっぷりと水をやりました。センターの中庭のビニールハウスの中で育てている、豆類やかぼちゃ類の苗は、定植するにはまだ小さいので、1週間先に植える予定。最初に植えたじゃがいもも芽を出し、少しずつ他の野菜の苗も植わり、畑らしくなってきました!

15/05/28

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