5月30日
翌日31日(日)に村の渓流釣り祭が開かれるということで、竿や仕掛け作りをしました。小中学生である留学生たちは、渓流釣りではなく、釣り堀に放流されたニジマスを釣るのです。例年通り、自作の竹竿で。
竿用の竹は、入園してすぐの土曜日に、雨の中にもかかわらず、それぞれが見繕って伐り、干しておいたもの。約2か月ぶりに、その竹を手にし、「軽くなってる!」と子どもたち。とりあえず竹を持ち、数分間、持っていられるかどうか、調べます。すると、「お、おもい!」「もっと細くて長い竹を伐っておくんだった・・・。」と。
それでも、釣り堀の真ん中らへんまで届く長さが欲しいので、持ち手の方を少しだけ切る作業をした子は少なかったです。
次は、場所を室内に移し、釣り糸の結び方講習。いきなり、細い道糸を使うのは、見えづらいし、難しいので、ロープや紐を使って”ちちわ結び”の練習をすることに。
8の字結び(エイトノット)を使い、輪を作るのですが、先日少しだけロープワークを練習したので、何回かすると、全員できました。いつになく真剣な子どもたち!
それから、一旦外に出て、竹竿の長さに合わせて道糸の長さを決めました。
切った道糸を持って、再び室内に戻り、仕掛け作り。道糸の端に習ったばかりのちちわ結びを2つ作ります。非常に見えにくく細いので、先ほどロープで練習したのとは全然感覚が違い、なかなかできません・・・。息をするのも忘れるくらい?集中して取り組んでいました。しばらくして、「できた!!」「これでいいですか?」と弾んだ声が!何人かが、それに続きました。しかし、いつまでたってもできない子たちも。中には、必死でやっているうちに、長~い道糸を絡ませてしまい、ほどいて直せなくなり、もう一度道糸の準備からやり直した子もいました。
全員で次の段階に進むことが難しくなったため、あとはそれぞれ、指導員に教えてもらいながら、ゴム管を通して浮きをつけたり、道糸とハリスを繋いでかみつぶしをつけたり。その作業の中で、ちちわ結びをする箇所がまだ何か所かあり、自分で何とかできた子もいれば、できなくてイライラし投げ出しそうになる子もいました。
仕掛けをどうにか作れたら、名前を書いた段ボール紙に、針の方から巻きつけます。最後に、竿先のリリアンに、仕掛けをとりつけたり外したりする練習を何回か繰り返し、明日に備えました。
午前中いっぱい使って釣りの準備をした後は、お昼ごはんを食べ、夕方から畑作業を少し行いました。先週苗植えをしましたが、まだ小さくて植えられなかったものが1週間経って大きく育っていたので、定植。畑には新たに、かぼちゃ・ズッキーニ・枝豆・いんげん豆などの苗が植わりました。最近、全く雨も降らないので、畑当番の子たちには、朝の水やりをさらにしっかりしてもらわなければ!
15/06/01