船の体験 1日目
6月6日(土)は学校が半ドンで、その振替休業が8日(月)でした。なので、7日(日)~8日(月)に、諏訪湖へ出かけ、船の体験活動をすることに。学園生9名と、小中学校のお友だち3名の計12名での、宿泊を伴う活動。
マイクロバスに乗り込み、売木を出発して2時間ちょっとで、諏訪湖ヨットハーバーに到着。活動講師の、育てる会 東京本部職員2名の方に挨拶をした後、着がえをし、活動開始。といっても、すぐに船に乗るわけではありません。まず、12名を6名ずつ2班に分け、集合・人員点呼の練習、ライフジャケットの着方講習など。普段の活動と違い、水辺の活動では、規律ある行動をしなければなりません!学園生たちも、いつもとは少し違う心がまえをした様。
午前中は1班がカヌー、2班がセーリングクルーザー(大きいヨット)を体験することに。2班の6名は、事前講習会で習った4種類のロープワークをおさらいし、乗船。確かに、ヨットにはたくさんのロープと、覚えた結び方が使われていました。ハーバーから出るまでは機走し、湖に出たらセール(帆)をあげて帆走!
ヨットに乗っている間は、全員が艇の前後左右のバランスを考えて座り、おもりの役目をします。また、ワッチ(周囲を見張る)もします。それから、何人かは順にセールを操るシートを持ち、ティラー(舵)を操作し、船を走らせてみました。船首をどこに向けるのか、風がどこから吹いてきていて、セールにどのように風を流したり受けたりするのかを考え、ティラーを動かしたり、セールを引き込んだり出したりする必要があります。何が何だかわからなくなってしまう子も!
初めはあまり風がなかったのですが、時折良い風が吹いてきて、風の力で進むということを体験できました。
カヌーもヨットも一旦ハーバーに戻り、お昼ごはんを食べた後、少し休憩をして、活動再開。午後は、1班がヨット、2班がカヌーに乗ることに。カヌーは、2~3人乗りのカナディアンカヌー。まず、ペアを決め、陸で、パドルの持ち方や漕ぎ方の練習をしたり、前後左右へ進む方法・止まる方法などを教わったりしました。
カヌーに乗り込み、漕ぎだします!少し慣れるまで、ハーバー内で練習。午前と比べて風が強くなり、カヌーに乗っている子たちにはちょっと厄介かも・・・。
おやおや・・・、前と後ろに乗る2人の息が合わないのか、どうしてもうまく進まないカヌーが一艇。湖上で乗り換え、ペアを変えて、漕いでみることに。なんとか、進み出し、午前中と同様、島や足湯がある方へ繰り出しました。
随分強風になり、人力で漕いで動かすカヌーは大変でしたが、ものともせずスイスイ進めるペアも!
ヨットに乗った1班の子たちは、各部の名称をちゃんとは覚えておらず、指示されていることがわからないなりにも、セールアップの作業等も積極的にやろうとしていました。
かなり良い風が吹き、セールを引き込み、風上に向かって約45度の上り角度で走ると、艇が大きく傾くほどでした!その傾きをなくそうと、全員で同じサイドに体重をかけても、フラットにはならないくらいの強風。凄い速さで疾走するヨットを体験することができました。セーリングの楽しさを満喫し、時間ぎりぎりまで帆走!
浮桟橋に着艇し、下船したら、人員点呼。「番号!」「1」「2」「3」・・・全員無事でした!
1班がしつこく?セーリングを楽しんでいた間、2班は風の影響を考え、早めにカヌーでハーバーまで戻ってきていたのでした。テナガエビが獲れると聞き、懸命に網ですくっていた2班の子たち。「何が獲れたの?」ヨットからおりた子たちもバケツに駆け寄ります・・・。中には、エビではなく小さな魚がたくさん。
最後は、全員でカヌーの片づけ。カヌーもパドルもスポンジでこすり、水を流してきれいにしました。他にも、使ったものをしっかりと片づけました。
この日の宿泊場所である富士見町の”すずらん山荘”までは、バスで40分ほどで到着。山荘の使い方について注意事項を聞いた後、部屋に荷物を入れたら、すぐに手分けして、夕食のバーベーキューの準備をしました。
みんながテキパキと動いたので、早く準備が整い、もの凄い火力の鉄板で、お肉や野菜が焼かれ、夕食タイム!
標高が1,000M以上あるので、長袖を着ていても寒く感じ、鉄板のそばに寄ってくる子たちもいました。焼きそばや、すいかも食べ、おなかがいっぱいになったみんな。食べ終わったら、協力して机や椅子の片づけや食器洗いなどをしました。そして、入浴、就寝。
15/06/10