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売木村の山村留学ブログ

キャンプ1日目

3回の食事作りとテント泊をする1泊2日のキャンプを、6月20日(土)~21日(日)にしました。宿題がなかなか終わらない子たちがいて、全体の開始予定時刻が遅れたり、途中から合流したり、中学1年生は学級レクという行事に参加するため、途中でぬけたりと、人の出入りが激しいキャンプでした。

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ミーティングの後、まずは昼食作り。2つのグループと、ソロで、飯盒炊さん。3か所にかまどを作り、薪集め。梅雨の時期なので、少し湿っぽい薪が多い様でしたが、しっかり探せば乾いているものはありました。よく燃える白樺の皮を、何度も何度も剥ぎ取っていた子も。前回のデイキャンプで、小雨の降る中、ただ一人自力でご飯を炊きあげ自信をつけ、今回ソロに挑戦したHさんは苦戦。油断していたのか、のんびり準備をしている間に、焚きつけ用の新聞紙が湿っていることに気づかず、マッチを擦っても擦っても火が消えてしまい・・・。瞬く間に10本のマッチ棒を使い切り、「もう無理。」と戦意喪失。
6,20 21 (3).jpgこのグループは、2度ほど失敗した後、気を取り直して薪を集めに行き、焚きつけに使える細くてよく乾いた薪を準備できたので、スムーズに進んだよう。
6,20 21 (4).jpgお昼は、飯盒1つで4合のお米を炊くだけでよかったので、一番早く火をつけたこのグループの子たちは、豚汁をもらい、「いただきま~す!」
6,20 21 (5).jpgよく燃えると信じてやまない枯れ草や白樺の皮に固執し、それしか準備しないでマッチを擦り続けていたこちらのグループ。火を大きくする気がないのか、火がついた枯れ草や樹の皮の上に、薪を拾ってきて載せるでもなく・・・。燃えるものがないのだから、当然、火は消えます。マッチを擦って火をつけては一時燃え、そして消えていく様子を見るということを、繰り返していました。それではいつまでたってもご飯が炊けないので、アドバイスに従って火を大きくしていき、ようやく昼食にありつきました。ソロの子も、助言を聞き、マッチや新聞紙を新たにもらって再挑戦。14時過ぎにやっと、おいしいご飯と豚汁を食べられました!
6,20 21 (6).jpg全員が昼食を食べ終え、片づけた後は、テント張り。ソロの子は3~4人用テントを1張り、その他の子たちは6人用テント2張りを使用することに。まず、6人用テント1張りを、説明を聞きながら皆で設営。
6,20 21 (7).jpg次に、もう1つの6人用テントを子どもたちだけで組み立てました。うまく協力できない場面もありましたが、どうにか立ち、雨に備えてフライシートもしっかりと張ることができました。中も広いですが、前室も広いテントを2張り立てられたら、荷物やシュラフ・銀マットなどを搬入。
6,20 21 (8).jpg次は、夕食の準備と明日の朝食の仕込みに取り掛かりました。夕食のメニューは、ごはん・お味噌汁・ジャーマンポテト。1つのグループが皆のごはんを、もう1つのグループが全員のジャーマンポテトを、ソロの子は全員分のお味噌汁と、自分のごはんを作ることに。おかずやお汁担当の子たちは、食材を包丁で切ることから。危なっかしい手つきの子もいましたが・・・。
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朝食の、まきパンに使う棒にするため、なたで竹を割り、先端を削る作業を担当する子、夕食も皆の分のおいしいご飯を炊こうと、計量・洗米・水加減を真剣にする子たち。
6,20 21 (11).jpgそれから、朝食の棒まきパンの生地作り。強力粉・砂糖・ドライイースト・水・バターを計量し、ペットボトルの中へ。
6,20 21 (12).jpg蓋をして激しく振り続ければ、生地がだんだんひとまとまりに。「僕にも振らせて!」と、ペットボトルを振りたがる子たちでしたが、ペットボトルをしっかりと持ったまま自分の体も一緒に上下左右に振ってしまう子もいて、一同大笑い。心持ち膨らんだ気がするペットボトルは、明朝まで少し暖かい所に置いておき、発酵させます。
6,20 21 (13).jpg6,20 21 (14).jpg夏至が近いとはいえ、だんだん辺りは暗くなってきました。林の中に戻り、煮炊きをすることに。お昼に使った火で炭ができ、それが残っていたので、マッチを使うことなく、火を熾したグループ。太い薪に火を移し、松明のようにして遊びながらも、じゃがいもを茹でてから、他の材料と炒め、味を調えるという作業をさくさく進めていたジャーマンポテト担当の子たち。
6,20 21 (15).jpgこちらは、ご飯担当のグループ。この日2回目の炊飯。お昼に、笹の枯れ葉がよく燃えることを知り、そればかりを大量に採ってきて燃やし、薪にもうまく火が移ったので、わりと早く炊けました。ご飯を蒸らしている間は、やっぱり火遊び?
6,20 21 (16).jpgたっぷり作ろうと鍋に入れた水がなかなか沸かず、お汁の実に火が通るのに時間がかかってしまったお味噌汁もなんとかできあがり!
皆で分担して作ったご飯・おかず・お味噌汁を、お皿やおわんによそいました。
6,20 21 (17).jpg気がつけばもう19時40分頃。一緒に奮闘したメンバーで火を囲み、「いただきま~す!」真っ暗になった林の中から、「うまい!」「自分たちで作るとおいしいね!」と言う声が・・・。もちろん、ごはんもおかずもすっからかんになるまで、完食。
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ざっと片づけをしたら、お楽しみの”焼きマシュマロ”タイム!火に近づけすぎて、まっ黒焦げにしてしまう子もいましたが、皆夢中になって、次々に焼いて食べていました。甘いものを食べ、幸せな気分になった後は、夜のお散歩を少し。
6,20 21 (20).jpg中学1年生の2人が学級レクから戻って全員揃い、21時過ぎとなったので、それぞれのテントの中へ。寝袋に入って、「おやすみなさ~い。」静かな林の中で、川の流れる音や鳥の鳴き声を聞きながら、就寝。

15/06/22

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