売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

33期 収穫祭

11月21日(土)・22日(日)に学園の一大イベントである収穫祭を行いました。収穫祭は、農作物の収穫を祝い、自然の恵みに感謝するとともに、7か月間に一人ひとりが収穫した様々なことを発表し、お世話になっている方々に感謝の気持ちを表す場です。この日に向けて、学園生たちは準備をしてきたのでした。

午後1時半。学園生・学園生の家族・受け入れ農家さん・職員がセンター前に整列し、収穫祭がスタート。
11-21 (1).jpgまず、農事発表として、7か月間の農事を、描いた絵や言葉で説明し感想を発表したり、収穫できたものを報告したりしました。
11-21 (2).jpg続いて、”自然への感謝のつどい”。今年、作物が無事収穫できたことを自然の神様に感謝。学園生を代表してHさんが、祝詞に代わる作文を奏上し、玉串を奉奠しました。神主役の子が手作りのぬさを振っていると壊れてしまったり、玉串の本数が足りなくなったりするハプニングもありましたが・・・。
11-21 (3).jpgつどいの後は、農家さんや保護者代表の方のお話を聞き、学園生は自分のお家の人に、感謝の言葉を述べながら収穫した稲穂と新米2kgを手渡し。ささやかに直会を行い、大人はお神酒を、子どもはりんごジュースをいただきました。
11-21 (4).jpg              参列してくださった皆さんで、記念撮影。
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続いて、体験発表です。センター内の大広間には自然への感謝のつどいに参列してくださった方々に加え、学校の先生方・お友だち、村の方も大勢集まってくださいました。学園生たちは緊張の面持ちでしたが、初めに、心の収穫作文を発表。これまでの山村留学生活を振り返って、考えたこと・成長できたと思うこと・これからの課題などを、一人ひとり読みあげました。思わぬところで笑いがおこる場面も・・・。
11-21 (7).jpg次に、個人の体験発表。売木に来て、初めて知ったことや驚いたこと、興味・関心を持ったことなどの中からテーマを決め、一人ひとり取り組んできたものを発表しました。
トップバッターは、センターで飼っているヤギの観察を続け、わかったことを発表した小4のKさん。
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絵を描くことが好きな小6のHさんは、センター付近でお気に入りの場所を8か所選び、その景色を描いて披露しました。中1のTさんは、篠竹から数本の笛を作り、一本だけできた納得のいく篠笛で、一曲演奏。会場から大きな拍手を受けていました!
11-21 (10).jpg継続生の中には、前年に引き続き同じテーマで体験をした子も。昨年、センターに設置するウッドデッキを作った中3のHさんは、今年お世話になっている農家さんに、自分で設計図を描き、作ったウッドデッキをプレゼント。発表方法も自分で考え、大勢の前でしっかりと話していました。農家の父さんも、製作時のHさんの様子や感想をお話ししてくださいました!
長時間にわたり、会場いっぱいのお客様たちは、窮屈な場所で、学園生たちの発表に熱心に耳を傾けてくださいました。
11-21 (11).jpg休憩を挟んだ後は、全体で取り組んできた体験の発表です。学園生だけでなく、売木小学校のお友だち5人と構成する”うるぎ子ども太鼓”として、太鼓を3曲披露。1曲目は、”寄せ囃子”。お客さんを寄せる様に打つことを心がけていました。
11-21 (12).jpg2曲目は、11月初めの秋色感謝祭で披露した時にはバラバラになってしまった”三宅島太鼓”。今回は室内での演奏ということもあり、お互いの音をよく聞いて、練習の成果をしっかりと発揮。皆の動きが揃い、「かっこいい!」と多くの方々にお褒めの言葉をいただき、子どもたちは嬉しそうでした。
11-21 (13).jpg今年から太鼓を指導してくださっている藍羽さんが作曲された”楽”という曲を最後に披露。篠笛のソロパートをTさんが自作の笛で見事に吹き、全体的に楽しい雰囲気で、精一杯打つことができました。
11-21 (14).jpgそれから、学園生だけで”豊年太鼓”を打ち、民舞”ソーラン節”を披露。1か月ほど、朝のつどいでラジオ体操の代わりに毎朝1回は踊り、練習してきたので、自信を持って威勢よく踊ることができました!
11-21 (15).jpg 最後に、学園のテーマソング「道」を斉唱。一人ひとりが、大きく口を開けて、堂々と歌えました。
11-21 (16).jpg体験発表の後は、会場を作りかえ、会食会。学園生たちが田んぼや畑、野山で収穫した農作物や山菜を使って、お家の方たちが作ってくださったお料理や、農家の母さんたちが作ってくださったきのこ汁などが机いっぱいに並びました。皆で歓談しながら、おいしくいただき、収穫や学園生たちの成長を祝いました!
11-21 (17).jpgご馳走をおなかいっぱい食べた学園生たちは途中、地域の子や修園生も交えて太鼓を叩き、最後に、皆さんと記念撮影。会食会はお開きとなり、収穫祭1日目は終了しました。悔いが残った子もいれば、達成感を味わえた子もいた様ですが、これまでに得たものを精一杯発表することはできたと思います。

11-22 (1).jpg2日目には、いつも学園生たちを温かく見守ってくださっている村の方々に、感謝の気持ちを伝える場として、学園保護者会主催の模擬店やバザーを開催。学園生たちももちろん、お家の人のお手伝いをしました。
会場には、おしるこ・甘酒・ゼリー・焼きそば・焼きおにぎり・ラーメン・焼き鳥・フライドポテト・ワッフルといった模擬店が並び、ゲームやバザーのコーナーも。開始時刻の11:00少し前から、村の方々や、学校のお友だちがぽつりぽつりと集まってこられ、安くておいしいものを食べたり、ゲームや買い物を楽しんだりされていました。お店の手伝いをしていた学園生たちも、時々模擬店を回って楽しむことができました。
11-22 (2).jpg13:00を過ぎると、子どもたちが太鼓演奏を行い、恒例のビンゴ大会に突入!わくわくドキドキしながらカードを握りしめ、祈るように、次に読みあげられる数字を待つ人たち・・・。しばらくすると、「リーチ!」と言って立ち上がる人が増えていきました。見事ビンゴになったら、ステージ上に並べられた超豪華景品の中から、欲しいものを嬉しそうに選び、楽しんでおられました。そして、収穫祭の全てが終わりました。

大勢の方々に足を運んでいただいた2日間。本当にありがとうございました。
学園生たちの1年の山村留学生活は、約3分の2の地点まできました。これからは、3月の修園にむかって、引き続き頑張っていきます。

15/12/01

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