5月5日②
予想以上に、草もち作りに時間を費やしてしまい、片づけ終わったのが午後2時半過ぎ。少し休憩をして、次に予定している作業を・・・と思っていたら、子どもたちは、そのまま外で元気に遊んでいました!手に手に棒や竹で作った弓矢を持ち、ちゃんばらや追いかけっこをして。
午後3時半から、ミーティングをして”苗づくり”の作業をしました。5月下旬頃 畑に定植する予定の野菜で、自分たちに作れそうなものは、種を蒔き、苗に育てるところから体験してみようという活動です。この日にしたことをひとことで言うと、”種蒔き”。
同じ農家さんでお世話になっている疑似兄弟姉妹で作業を進めることにし、まず、何の種を蒔くか決めました。そして、野菜用育苗培土をビニールポットに八分目くらい入れたり、連結ポットにたっぷりと培土を入れたり。次に、それらを育苗かごに置き、土に、種を蒔くための穴を指であけました。
今回蒔く種は、イネ科のとうもろこし、ウリ科のかぼちゃ・ズッキーニ、マメ科の枝豆・モロッコいんげん・スナックエンドウ・金時豆・いんげん。蒔くものによって、どのくらいの深さの穴をいくつあけるかが変わり、ポットに1粒だけ蒔くものもあれば、2粒や3粒を離して蒔くものも。ペアで、指示通り間違えないように作業。
そして、全ての穴に種を入れたことを確認してから、覆土。「ズッキーニの種って、初めて見た!」と言ったり、薬品処理された種の毒々しい色に驚いたりしながら作業していた子どもたちでしたが、土のかぶせ方も野菜によって違うので、慎重に行っていました。
難しい作業ではなかったのですが、1ペアが1種類ないし2種類の種全てを蒔くことを受け持ったので、責任重大!いい加減な作業の結果、全然発芽しないなんていうことになったら大変です。どのペアも適度な緊張感を持って作業をしていました。
注意喚起していたにもかかわらず、土をぶちまけたり、種を落としたりする場面もありましたが・・・。
何はともあれ小一時間で種蒔きを終えると、まだ朝夕の温度が低い日も多いので、かごに入れたポットをビニールハウスに運搬。 最後に、発芽するよう祈りながら、じょうろでたっぷりと水をやりました。水やり直後、毒々しい色の種が土から出てきてしまったポットがいくつもあり、心配が募ります・・・。が、これから、当番で毎朝水やりをし、種から苗に、野菜が育つ過程を観察しながら、作物を育てる苦労や楽しみを知っていきます。
16/05/11