5月21日
午前中は、月末に開催される”売木村渓流釣り祭”の事前準備に参加しました。参加者は、PTA会員と小5~中3の子どもたちですが、小3・4の学園生たちももちろん参加。釣り祭で、小中学生が釣りをする釣り堀周辺や、河川公園の環境整備に汗を流しました。子どもたちは、PTAの方たちが刈ってくださった草を、熊手や竹ぼうきで集めたり、箕や一輪車で運んで片づけたりと、一生懸命作業をしていました。1時間ちょっとで作業は終わり、休憩時間にはスポーツドリンクもいただいて、学園生たちは嬉しそうにしていました。
午後からは、田植え。準備を整えてミーティングで話を聞いた後、田んぼへ。2週間前に代かきをした田んぼは、田植えをするのに良い状態になっていました!育苗は自分たちでやらず、村の方にお願いしてあったのですが、苗の大きいものは20cm以上に大きく立派に育っていました。
苗の植え方の説明を聞いたら、苗を手に、そろりそろりと田んぼに足を踏み入れた学園生たち。ほぼ長方形の田んぼの短辺に10人が横一列に並び、年齢や経験によって、1人2列ないし3列を担うことに。
機械植えではなく手植えをするので、30cm間隔に印をつけた紐を20cmずつ移動させながら、その印の下に苗を植えていく方法を用いることにしました。一所に植える苗の本数は6~7本という指示だったので、手にしている苗から手早く数えて取り、植えます。同じ場所で、2列担当の子は2回、3列担当の子は3回、その動きをし、全員が担当か所を植え終わったら、紐が20cm前方に動くのです。
みんなが植え終わったのを確認してから前進するので、結構時間がかかります。一人でも遅いと、さらにみんなを待たせてしまうので、遅れまいとどの子も一生懸命植えていました。が、しばらくすると、植えたばかりの苗が浮いていたり、1か所に植えた苗が四方八方に広がっていたり、目安となる印を無視して植えていたりと、いい加減な作業をしている子がちらほら。そうなると、それを直すのを待つ時間ができ、調子よく進みません。なので、丁寧かつスピーディーに植えなければならないのです。
同じ作業を繰り返しながら、少しずつ進んでいきました。足腰を曲げたり伸ばしたりする体勢で、疲れても痛くなっても、足並みを揃え、田んぼの長辺分は休みなく植えるので、大変!また、苗のなくなり方が異様に早く、このままでは間違いなく足りなくなる・・・ということで、途中から1か所に植える苗を4~5本または3~4本に変更。すると、周りの子たちより明らかに多くの本数を1か所に植えている子が!後で手直しが必要な植え方をしてしまう子がいる一方で、田んぼの幅が中程で少し広がるのに合わせ、1人で6列分を担当することになったものの、鮮やかな手さばきでしっかりと植えていた中学生も。
手元の苗がなくなると「苗、くださ~い!」と言って、畦から投げてもらうのですが、取り損なって激しく泥はねを食らったり、周囲の子たちにその余波が及び 悲鳴や怒声があがったり、植えた苗を踏みつけてしまったりもしていました。何やかやありましたが、田植え開始から2時間近く、学園生たちは楽しそうに、苗を植え続けていたのでした。
しかし、終わりは突然やってきました。1か所に植える本数を減らしても、用意していた苗箱の苗はすっからかんに。結局、田んぼの3分の1ほどには植えられないまま、終了するというハプニング。最後に、自分が植えた列の間を歩いて畦に戻りながら、植えたか所の点検をしました。倒れているものを起こしたり、浮いている苗を植え直したり。とりあえず、川で手足の汚れを落としてからセンターに戻り、お風呂場に直行。
夜、みんなで、オーナーになっているりんごの木の名前を決めることにしました。それぞれが考えた名前を中学生が聞き出して、多数決で決めることに。
『王林』と『つがる』の木に、名札をかけるので、2枚の札の裏側に名前を一人ひとり書きました。
名札は、名づけ親が責任を持って描くことに。『王林』は”トロピカルアップル”と提案したkaさんが、『つがる』は”光(ひかり)”と考えたhrさんが、就寝時間を少し後にのばして、楽しそうに描いていました。シンプルさにこだわったhrさんに、kaさんは「もうちょっと、デコったら?」と。これでもかというくらい装飾したkaさんに、hrさんは「なんで、そんなにデコれるの?」と。全く対照的なネームプレートができあがりました!翌日、りんごの作業体験に行き、木にぶら下げてくる予定です。
16/05/23