9月3日
9月3日(土)の朝一、りんご農園に行きました。7月中旬に、シール貼りと袋がけをした”つがる”の、除袋と様子を見るためです。車で農園に行くと、例年とは様子が違っていました・・・。
学園で借りている木に近づくと、たくさんの実が落下していました。袋は、既に農園主さんが外してくださっていたのですが、シールを貼ったもので木についているものは僅かで、ほとんどが落ちていました。「あ~、俺の落ちてる!」「ラッキー!僕が貼ったやつは残ってる!」と、悲しんだり喜んだりしていた学園生たち。そこへ、農園主さんが来られて、こちらが恐縮するくらい謝られてしまいました・・・。こうなってしまった原因はだいたいわかるそうですが、ほとんど収穫は見込めないとのこと。がっかりして言葉少なになった子たちもいましたが、自然を相手にする農業の難しさを実感した子もいたようです。
センターに戻ってからは、秋野菜の種まきをするため、畑作業をしました。まず、先週 草抜きをした畑に、鍬で畝を立てることから始めました。耕運機をかけた跡を利用したうえ、低い畝で構わないので土を高く盛る必要がなく、それほど大変ではなかった様。
次に、マルチ張り。これまでに何度もやっているので、もう手慣れたもの。2~3人で協力して、ピンと張り、土で押さえていっていました。
マルチを被せたら、種を蒔くところに穴を開ける作業。野菜が育ったときの大きさを想像し、条間と株間を考えて、ものさしで測りながら軽く目印をつけていきます。棒で深く穴を開けてしまうと、種を蒔く時にまずいので、気をつけながら作業をしていました!
マルチに軽くつけた印を手で少し広げ、土に深く穴が開いていれば、それを直していきました。それから、種蒔き。今回蒔くのは、野沢菜・源助かぶ菜・雪白体菜・白かぶ・飛騨紅かぶなど、とても小さな種のものばかり。間引きの手間と蒔く粒数のバランスをどこで取るのかを考えなければいけませんが、今回はひとつの穴に、3~5粒くらい蒔くことに。発芽率がよければ、いずれ間引きをしなければなりませんが、みんな、渡された小さな種をちゃんと数えながら、穴に入れていきました。一列分、種を入れたら、土を軽くかけながら戻ってきます。ずっとしゃがんだまま横に移動していくので、ちょっと辛そうな学園生たちでした・・・。
種を蒔き終えたら、たっぷりと水やりをしました。大きく育つよう、これからも水やりや間引きなどの世話をしていきます。そして、冬になる前に、お漬けものなどにする予定です。
センターの畑でもまだまだミニトマト・トマト・きゅうり・オクラ・ピーマン・なすなどの夏野菜がたくさん収穫できていますが、一坪地主活動をしている子たちの畑でも真っ赤に色づいたトマトやミニトマト、ししとう、きゅうりが大豊作。とりあえず、帽子に入る分だけ収穫し、笑みがこぼれます!!
午後は、案山子作りをしました。売木村 第4回 案山子コンテストに出す案山子です。数日前から子どもたちで話し合い、どんなものを作るか決めてあったので、わりとスムーズに進みました。骨組みにする竹を一生懸命のこぎりで切り、針金で固定したり、藁で肉付けをしたりする小学生たちがいました。中学生女子たちは、頭の部分を担当し、毛糸を髪の毛に見立て、一本一本ボンドでくっつけたり、布を縫ったりしていました。中には、ほとんど協力せず遊んでいる子もいましたが、少しずつ案山子らしくなっていきました。もう少しで完成らしいのですが、明日に持ち越し。
16/09/15