11月19日
11月19日(土) 34期の収穫祭1日目
収穫祭は、農作物の収穫を祝い、自然の恵みに感謝するとともに、7か月間に学園生一人ひとりが収穫した様々なことを発表し、いつもお世話になっている方々に感謝の気持ちを表す場です。朝から生憎の雨だったので、午後1時半からセンターの活動室で、収穫祭を始めることに。学園生・学園生の家族・受け入れ農家さん・職員が整列し、kyさんの開会宣言でスタート!
まず、農事発表から。7か月間に行った農事や作業の感想を、描いた絵や寸劇、実演などで報告し、収穫できたものも発表しました。
続いて、”自然への感謝のつどい”。雨のため活動室に祭壇を設え、今年、作物が無事収穫できたことを自然の神様に感謝しました。Hiさんが落ち着いて神主役を務めたり、Keさんが学園生代表として、祝詞に代わる作文を奏上し、玉串を奉奠したりしました。
つどいが終わると、村長さんや農家代表さんのお話を聞き、学園生はお家の人に、収穫した稲穂と新米を手渡し。「山村留学させてくれて、ありがとう。」と。
それから、直会を行い、大人はお神酒を、子どもたちは売木村産りんごジュースをいただきました! おいしくて、笑みがこぼれる学園生たちでした。
慌ただしく活動室のセッティングを変え、午後2時半からは、体験発表が始まりました。最初は、心の収穫作文発表。
4月からこれまでの山村留学生活を振り返って書いた作文を、一人ひとり読みました。成長できたと思うことや、これからの目標や課題などを、緊張した面持ちながら大きな声で発表。
会場には、家族や農家さんに加え、学校の先生方・お友だち・村の方々も大勢お越しくださり、熱心に耳を傾けてくださっていました。
次に、売木村に山村留学に来て、初めて知ったことや驚いたこと、興味関心を持ったことなどの中からテーマを決め、一人ひとり取り組んできた”個人体験”発表。一番手は、”自然の葉っぱでお茶作り”をしたKyさん。自作のおすすめのお茶を何人かに試飲してもらいました。
“世界に一つしかないイス”というテーマで発表したYtさんは、売木村産のヒノキで作ったイスを披露。電動ドリルでビスを打ち込む作業を一生懸命、舞台上でやってみせ、会場の人たちをはらはらさせていました。
“EM”に興味を持ち、天然酵母での蒸しパン作りにも挑戦したKaさん。身近な植物の薬効について、村の人に教わったYkさん。Kaさんは、イーストを使った蒸しパンと自作の天然酵母を使った蒸しパンを、Ykさんは、カリンの砂糖煮やはちみつ漬けを、数人に食べ比べや試食してもらい、感想をもらいました。
続いて、全体発表です。まず、10月頃から、ラジオ体操の代わりに毎朝1回練習をしてきた”はねこ踊り”を披露。揃わないところはありましたが、様々な収穫に感謝して元気よく踊ることができました!
次に、”うるぎ子ども太鼓”による太鼓演奏。豊年太鼓・三宅島神着木遣太鼓・楽の3曲を発表。
学園生も売木小中学校の6名も、6月から一緒に練習してきた成果を精一杯発揮し、心をひとつにして、笑顔で打つことができました。
最後に、学園テーマソング「道」を学園生8名が斉唱。
体験発表を見にきてくださったお客さまをお見送りしたあとは、会場を作りかえ、会食会スタート! 収穫した農作物や山菜などを使い、農家の母さんたちや学園生のお家の人たちが作ってくださったご馳走が、所狭しと机に並びました。皆で、歓談しながら、おいしくいただきました。途中には、学園生有志による太鼓発表や、修園生や学園生保護者との太鼓の共演も。そして、皆で長野県歌”信濃の国”を斉唱し、万歳三唱・万歳返しで締めました。
全員で記念撮影をして、お開きに。
16/11/22