売木村山村留学センター
売木学園

〒399-1601
長野県下伊那郡売木村45-551
Tel:0260-28-2116
Fax:0260-28-2116
お問い合わせはコチラ

">HOME >  ブログ >  5月4日

売木村の山村留学ブログ

5月4日

連休2日目 5月4日(木)、学園生たちはキャンプ活動第一弾”デイキャンプ”に挑みました! 絶好のキャンプ日和。センターの敷地内で飯盒と鍋を使ってごはんと豚汁を作り、お昼に食べられるよう、朝食後すぐにミーティングが始まりました。
2017-05-04 (1).jpg2017-05-04 (2).jpg野外炊事の基本などを確認し、班分けを聞き、個人装備を整えたら、9時15分頃から外に出て活動開始。学園生12名は、継続生が必ず入っている4班にわかれ、班員で役割分担をし、かまどを作ったり、薪集めをしたり。飯盒だけでなく鍋も使うので、レンガを用いたかまどを作ることを考える班が多かったです。また、ここ数日は晴天続きだったので、乾いた薪を林で簡単に手に入れることができる状況でした!
2017-05-04 (3).jpg2017-05-04 (4).jpg自分たちが食べられる量を考え、飯盒のふたを使ってお米を計量し、洗米・水加減。班によって切り方がまちまちだったものの、豚汁に入れる食材カットもさくさく進んでいました。お昼まで時間はたっぷりあったので、原木栽培の大きな椎茸を収穫してきたり、カンゾウをたくさん採ってきたりして、豚汁を更に豪華にしようとしていた子たちも。
そうこうしているうちに、Hi・Ki・M班のかまどからは煙が! 継続生が逸早くマッチ1本で火をつけ、大きな火にしていました。
2017-05-04 (5).jpg2017-05-04 (6).jpgかまど・飯盒・鍋・薪などの準備をしっかりと行い、丸めた焚きつけの新聞紙に、立てかけるように細い枝を放射状に置いていたN・Yk・Ko班。Nさんが見事1本のマッチで火をつけ、徐々に大きな火にして調理。
Ky・Yu・J班は、かまど作りに苦戦したうえ、火つけもスムーズにはいかず6本入っていたマッチ棒のうち5本を使用。最後の砦として、残り1本のマッチ棒を手に継続生の出番。かなりためらった後、意を決して擦り、何とか成功して面目を保つことができました。
2017-05-04 (7).jpg2017-05-04 (8).jpgKk・Hy・He班は、「今日はのんびりやる~。」と継続生。他の班とは一味違う 枝を使った三脚かまどを作ろうと試みたり、レンガの組み方にこだわったり。
どの班も、継続生の助言により細いもの・中くらいのもの・太いものと、様々な太さの薪の準備はできていました。しかし、ごはんと豚汁を作るためにどれくらいの量の薪が必要なのかがわからず、火をつけてから再び、薪を集めるために林の中へ走っていく姿がありました。薪をくべ、必死の形相で息を吹きかけ、おいしいごはんを炊こうと奮闘!
2017-05-04 (9).jpg2017-05-04 (10).jpg順調にごはんを炊き、豚汁を作りあげたHi・Ki・M班は、12時45分頃「いただきま~す!」
飯盒のふたを何度も開けては炊け具合を目視していたN・Yk・Ko班が13時頃、「できた!」と、ごはんと豚汁の配膳開始。続いてKy・Yu・J班も昼食タイムとなりました。「うまい!」「おいしい!」と、ごはんをかみしめていた学園生たち。豚汁の大根や人参、ごぼうなども生煮えということはなく、「もうちょっと味噌を入れた方がよかったんじゃん?」「いや、これくらいが丁度いいよ。」と味について議論。普段はそれほどたくさん食べない女子たちも、飯盒のごはんと豚汁をしっかりとおかわりして食べていました!
2017-05-04 (11).jpg2017-05-04 (12).jpgマイペースでやっていたKk・Hy・He班は、他の班の子たちが食べ終え片づけを始めた頃もまだ悪戦苦闘中・・・。とっくに炊けたと思い、火から飯盒をおろして放置し、豚汁の仕上げにかかっていたところ、ごはんが炊けていないことがわかり炊き直すはめになったのでした。手間取ったものの13時45分頃、ようやくお昼ごはんにありつき、舌鼓を打っていました。椎茸をたっぷりと入れた豚汁は本当においしかった様。
食べ終わったら、飯盒や食器類を洗い、火を焚いた跡がわからないくらいきれいに片づけ。この日は条件が良かったので、どの班もそれほど苦労することなく野外炊事ができましたが、皆で振り返りをし、反省点や課題をあげ、次の活動に繋げることにしました。
aこごみ他.jpgきな粉作り.jpgデイキャンプのメニューは、自分たちで炊いたごはんと豚汁でしたが、山菜の天ぷらもありました。付近で指導員がタラノメとコシアブラを狙いがてら採ってきたコゴミがたくさんあったので、野外で天ぷらに。しかし、ガスコンロではなく子どもたちと同様に薪で調理したため、油を高温に保つことが難しく、とても天ぷらとは言えない代物に・・・。言うなればコゴミの油煮?でしたが、子どもたちは構わずに食べていました。油で胃もたれがするのでは と心配しましたが、大丈夫だった様。
夕方、数人で、炒った大豆を石臼で挽いて”きな粉”作りに挑戦。翌日に草餅を作る予定なので、それにまぶして食べようという計画。中学生女子たちは、ゆっくりと石臼を回すのがとても上手でした!!
きな粉作り2.jpg
挽きたてのきな粉のよい香りに誘われるように、何人かが部屋にやってきて加わりました。
学園生だけでなく、センターに遊びに来ていた修園生やその知り合いの幼い子も寄ってきて「やりたい! やりたい!」と。
数人で臼を回転させるための棒を止めないようにゆっくり回し、臼が一回転したら、供給口である穴に大豆を数粒だけ入れていきました。
回転させるペースを守って挽いていくと、上臼と下臼の間からきな粉が・・・。
さらさらのきな粉に混じって大きな粒もたくさんありましたが、とても香ばしい香りでした。
昔の道具に触れる体験をした子どもたちは、「早く食べたいなぁ~。」と。

17/05/10

ひとつ前に戻る