6月25日
梅雨らしいお天気となった6月25日(日)、畑と田んぼの草とりをしました。水やり以外の世話はほとんどしてこなかった畑の畝には、マルチを被せてあるのでそれほど雑草が生えているわけではないのですが、畝間にはびっしりと生えていました。なので、9時15分頃から畑の畝間の草とりにとりかかりました。まず、じゃがいもを植えているゾーンの畝間を2人で両端から担当していくことに。
数日前の雨で土が湿っていたり、水が溜まっているところもあったりし、軍手をはめてもすぐにどろどろになってしまうので素手で草とり。手は汚れるものの、土が乾いてカチカチになっていたのではなく、むしろ根こそぎ抜きやすい状態でした。
1時間ちょっと経ち、草を抜いたところと、これからのところは一目瞭然に。
学園生たちは時々 後ろを振り返って作業の跡を確認し、黙々と草を抜きながら前進していっていました。
しかし、開始から1時間半ほど経過すると、無心になり時間も忘れ没頭していた子どもたちのうち何人かは、立ち上がって休んだり、畝間をうろうろしたり、手を動かさず怠けたりするように・・・。
割り当てられた列によって生えている草の種類が違い、根こそぎ抜こうと思っても抜けず、千切れてしまう雑草に手こずる子たちも。それでも、多くの子たちはしゃがんだ姿勢のまま、ひたすら草を抜き続けるという作業を頑張っていました。
しばらくすると、子どもとは言え 体が悲鳴をあげ始めた様。立ち上がって膝や腰を伸ばしたり、しゃがんだまま膝を交互に伸ばしたりする子たちが目立つようになりました。大変さや面倒臭さばかりを感じ、雑念もわいた子たちは、なかなか作業に復帰せず休憩ばかりしていたので、注意されることが増え・・・。反対に、体を伸ばすために立ち上がっても、すぐさま戻り、一心不乱に草とりをする感心な子たちも。それに、非常に丁寧な作業っぷりでした。担当する畝間の草を抜き終わったら、別の畝間に移動しきれいにしていきました。そんな感じで正午まで。
根気強く作業し続けられる子たちはいたけれども、午前だけではとうてい終わらず、引き続き午後も行うことに。再開した14時頃からは、雨の降り方が激しくなる時もありました。朝から長時間にわたる単調作業で、怠けてしまう子はいましたが、今期の学園生たちは無駄口をたたくことなく、草とり作業に集中できる子たちが多かったです。
畑の草とりのめどがついたところで、自薦した3人は田んぼへ移動し、田の中に生えているヒエやオモダカをとる作業を。畑とは違って、裸足で入り、稲が植わっているのでしゃがむことはできず、前に深くおじぎするような辛い姿勢のままで草とり。稲の葉先が顔や体に触りくすぐったかったり、腰が痛くなり立ち上がって腰を伸ばしても、泥まみれの手では腰をさすることもできなかったりと、本当に大変でした。バランスを崩して稲を踏みつけてしまったり、雨と泥で濡れたり汚れたりしながらも、雑草が栄養をもっていってしまわないように、頑張りました。
畑の方も、引き続き 草を抜き続けました。どうしても抜けないものは、むしりとることもありましたが、長時間同じ姿勢をとり続けたことで足・背中・腰などが痛くなり辛くなっても、最後まで黙々と作業する素晴らしい姿を見せた子たちも! 畝間だけでなく、ビニールハウスの周りなどもきれいにし、17時前に終了。一日の内、数時間を畑で過ごしたわけです。辛かったのでもう二度とやりたくないと思った子もいたようですが、決めたところまで草とりをやり遂げ、疲労困憊の表情で畑を見渡して「きれいになった!」「初めと全然違う!」と、達成感を覚えた子たちもいました!
とりあえずきれいになった畑と田んぼですが、雑草の生命力は強いので、すぐに元の木阿弥になることでしょう。1学期中に、もう一度くらいは皆で草とりをしなければ!!
17/06/27