7月15日
7月の3連休初日、学園行事に都合の良い具合に天気予報が変わったので、朝、じゃがいも掘りをすることに。春、畑にまず植えつけたじゃがいもは、葉も茎も枯れ、収穫時期を迎えていたのでした。学園生たちは2人組になり、責任をもって1畝分掘ることに。黄色くなった茎を手で引き抜くと、じゃがいもがくっついていて、大きめのものがあると嬉しそうに見せる子も!
茎にくっついているものが少ない場合には、土を掘ってみるとごろごろ出てくることがありました。「何か、面白い形してる~!」「大きいの、あった!」などと歓声をあげながら、次々と掘っていく学園生たち。「じゃがバタ、じゃがバタ」と、早くじゃがバターが食べたいという気持ちを呪文のように唱えながら、収穫している子もいました!
時々、種芋が腐っていたり、新じゃがが何かに食われて少し傷んだり腐ったりしていると、かごに入れるべきか捨てるべきか悩む子もいれば、容赦なく捨てる子も。
1畝分掘ったら、マルチをはがし、土を隈なく掘り返し、掘り残しがないかを確認。あちらこちらから「あった~!」「結構、残ってた。」という声が。
じゃがいも掘りが一段落したら、他の野菜の収穫もすることに。モロッコいんげんやつるなしいんげんは、丁度良い大きさに育ったものを丁寧に採っていきました。
次々に花が咲き、受粉し、実がたくさんなっているズッキーニ。ほぼ毎日 数本収穫できるくらいの大豊作ですが、この日も10本近く採りました。
ビニールハウス内のきゅうりやなす、トマトなども。
ビニールハウス内で、採り頃のピーマンやししとうを収穫するのは暑いし時間もかかるので普段は放置しがちですが、この日はよく見て収穫。
たくさんの野菜が収穫でき、皆 笑顔!!
協力して、掘ったばかりのじゃがいもと、はがしたマルチシートをセンターの倉庫まで運びました。じゃがいもは6畝分で、男爵51.4kg、むらさきいも3.2kgありました。日陰に広げて数日干し、これから食べたり、学園生たちが夏休みに帰省する際に少しずつお土産に持ち帰ったりする予定です。
畑での収穫は小一時間で終わり、準備をして、川遊びをするために車でセンターを出発し、11時頃、隣り町にある池の島キャンプ場に到着。浮き輪を膨らませたり、準備体操をしたり、注意事項を聞いたりした後、川に入りました。水の冷たさに悲鳴をあげながら・・・。でも、一度水に浸かってしまえば意外と大丈夫なもので、元気いっぱい遊びだした学園生たち。浮き輪に乗ってぷかぷか浮いたり、泳いだりしていました。
池の島キャンプ場を流れる川は、和知野川。売木村を流れる軒山川・岩倉川は売木川に合流し、売木川は和知野川に流れ込み、和知野川は天竜川の支流です。
川には当然”流れ”があるので、ライフジャケットを着用して、流されてみる子も! 流れに逆らって一生懸命バタ足をする子たちも。
激しく流れる地点に、浮き輪をつけて入り、身をゆだねて遊ぶ子たちもいました。
例年と比べると水量が少なく、飛び込み可能だった岩から飛ぶと足がついてしまうほど。しかし、子どもは遊びの天才! ちょっと危険だけれども飛び込めるポイントをちゃんと探し当て、流れの中の岩から川へジャンプイン!!
それぞれ、格好良いと思うポーズをとりながら、何度も何度も岩からジャンプする男子たち。飽きることなく、ずっと笑顔で跳びまくっていました。
浮き輪を使って遊びたい子は多くいるものの、大人気の大きな浮き輪は数が少なく・・・。「今まで使ってたんだから貸せよ!」「いやだ!!」と中学生が浮き輪の取り合いをしている場面が何度も!! 他の場所では小学生も大きな浮き輪をめぐり、にらみ合いをしばらく続けていましたが、どちらかが譲ったり使う回数を決めたりして一件落着。
水中を潜って、魚を見つけたり追いかけたりする子もいました!
川の水の冷たさは変わらず、陽が陰ると鳥肌が立つほど寒かったものの、川の水は透き通っていてきれいでした。
ずっと水に浸かって遊ぶばかりではなく、浅瀬にいるオタマジャクシと戯れたり、きれいな石を探したり、水切りをして競ったりと、思い思いに様々な遊びもしていました。
午前1時間、お弁当を食べて食休みをし、午後1時間半ほどの川遊び中、20~25分に1回は全員 川から上がり、人員点呼と休憩を挟みました。しかし、すぐに川に入りたくなるようで、うずうずしている子たちが多かったです。
浮き輪の上で、座禅を組むような格好で乗っていた子は、高らかな笑い声を響かせていました! 川遊び終了間際までめいっぱい遊んだ学園生たちでした。
午後7時からは、文化交流センターぶなの木で行われた”うるぎふるさとコンサート”へ。撮影は禁止されていたので写真はありませんが、金管五重奏団 Art Brass 5 の演奏に熱心に耳を傾けていた学園生たち。演奏された曲は、トランペット・ホルン・トロンボーン・テューバが活躍する曲が多く、子どもたちが聞いたことがないものもありましたが、金管楽器それぞれの音色の違いを楽しむことができました。よく知っている曲や日本の曲の演奏もあり、気持ちよさそうに聴いていた子どもたちでした。中でも”ふるさと”は、中学校の音楽部の子たちがコラボさせてもらい、学園生のhyさんはトランペットを、Ykさんはグロッケンを担当。プロの方たちと一緒に演奏するということで、大変緊張していましたが、貴重な経験となったようです。他の学園生たちや村の人たちは、歌って参加。良い音楽に触れ、素敵な時間はあっという間に過ぎていきました。
17/07/18