9月9日
9月9日(日)午前8時 震度6の地震が発生。8時10分 村内の至る所で土砂災害が起き、避難指示が出たという想定で、村の防災訓練が行われたので、学園生たちも参加しました。
8時頃、食堂で朝ごはんを食べていましたが、放送が明瞭に聞こえず、きょとんとしていた子どもたち。震度6の地震だ と騒いだり、食卓をガタガタ揺らしたりする指導員の迫真の?演技で、ようやく食卓の下にもぐり、頭を保護していました。大きな揺れが収まったと仮定し、いつどこで地震に遭うかわからないので、自分の身の安全を守ることについて、それぞれ考えました。
8時10分 避難指示の発令を知らせる放送を聞き、避難場所へと急ぎました。「どこに行くの?」と聞く子もいましたが。
避難場所は、岩倉改善センター。岩倉地区にお住まいの方々も続々と避難してこられました。しばらく待機。
解散の前に、火災が発生した直後の初期消火に使う、消火器の正しい使い方を消防団の方から教わりました。見るだけでなく、中3生は実際に使ってみました。
センターに戻ってからは、朝食の片づけや食堂の掃除をし、学校の宿題などをしていた学園生たち。
10時半からは、車に乗って南一地区にあるりんご農園へ、つがるの収穫をしに行きました。先日の台風の影響で、落ちてしまったものもあると事前に連絡をいただいていました。
文字入りのりんごを作るためにシールを貼っておいたものが、2週間でどうなったか、期待に胸を膨らませてつがるの木に近づいた子どもたち。りんごを下から持ち上げるようにすると、簡単に上手に採れると習った後、自分でシールを貼ったりんごを2つ収穫。赤く色づいたりんごからシールを剥がしてみると、文字がはっきりと浮き出ているものもあり、喜ぶ子も! 自分の名前入りりんごができた子もいました。
それから、木に生っているりんごを全て収穫。手が届く高さの枝に生っているものを採った後、はしごを使い、上の方に生っているりんごもひとつ残らず採って、集荷コンテナの中へ。
摘果が甘かったのか、小さいものが多かったのですが、中には大きくて傷のない美味しそうなりんごも!!
皆で喜びに浸りながら協力して、作業し終えると、つがるの木1本から集荷コンテナ3個分のりんごを収穫できました! 丸かじり といきたいところですが、前日の歩く活動中に一人1ついただき、甘くてジューシーで、シャキッとした歯触りのつがるを皆 心行くまで味わったばかりなので、とりあえずセンターへ戻ることに。
重いコンテナを力を合わせてセンターの倉庫の中へ運び、選果場のように、りんごの大きさを選別しました。これからどんどん食べていきます!
お昼まで小一時間、ゆっくり過ごし、昼食・食休み後の午後2時半からは、ヤギの冬のえさ集めをしました。今の時期は食べきれないほどの雑草がわんさか生えているからよいものの、冬になると雑草というものがほとんどなくなってしまうのでえさを確保しなくてはいけません。
ヤギがひと冬を越すためにはかなりたくさんの量が必要なので、とりあえずヤギが大好きなマメ科のクズの葉狙いで、センター近くのクズ繁茂地へ。蔓延るクズの、つるから葉柄部分を折りとってかごに入れていくことに。
単純作業をコツコツできる子たちもいれば、すぐに他の子とかたまって手を動かさず口ばかりを動かす子たちも・・・。なかなか葉が集まりません。
約1時間後、別のクズ繁茂地へ移動し、同じように葉柄部分から折りとることに精を出しました。クズの葉柄に、合成繊維製テープで巻き結びをして、干して保存する予定なので、結びやすいひとつかみ分くらいを採取できたら、指導員に渡すことに。
つるを引っ張って手当たり次第採る子、端から順番に採る子、違うことをして遊び始める子・・・と様々。なので、すぐにひとつかみ分の束にして、何度も何度も指導員に渡した働き者もいれば、ひとつかみ分が少ないうえ、1~2回しか渡せなかった子たちもいました。午後5時まで、作業をしました。センターに持ち帰ったクズの葉は、ビニールハウスの中に干しました。ただ、ヤギが無事に冬を越せるくらいの食糧はまだまだ集められていないので、これからも皆でいろいろな草や葉を集める予定!!
18/09/11