9月24日
9月24日(月)は、22日(土)と同様 収穫祭に向けての準備をしました。午前中は、個人体験。何も進まない子もいましたが…。午後は、中学生たちが下描きをしたステージバックの色塗りに、全員で取り組んでいました。
午後4時からは、”はざかけ”をしに、車で村の中心部にある田んぼへ行くことに。学園生たちは、センター近くの田んぼで、できるだけ手作業での、もち米作りを体験していますが、普段の食事で食べるうるち米作りには、今まで関与していません。うるち米を作っている田んぼでは機械も使っていて、この日の午前中にセンター長が、バインダーで稲刈りをしておいてくれたのですが、刈った稲は天日干しにするので、機械ではできないはざかけを人海戦術で行うことにしました。
出発前、はざかけをするのに相応しい服装を口頭で伝えたものの、継続生までもが整っておらず、出かけるまでに大変時間がかかりました。田んぼに着くと、バインダーで刈り取り結束した稲が一面に…。しかし、よく見ると、所々に麻紐が切れてバラバラになっているものがあったり、たくさんの落ち穂があったり。なので、まずは、落ち穂拾いと結束できていない稲を畦に運ぶことから始めました。
ところが、作業開始してすぐに動かない?動けない?子たちが!! 先日まで降り続いた雨でできた田んぼのぬかるみに足を取られ、長靴が抜けなくなり、もがいていたのでした。なんとか脱出し、その後ははまらないよう気をつけながら作業する子もいれば、「あ~、もう!」「誰か、助けて~!」「どうしたらいいの?」と長い間じたばたしていた子も。
しばらくしたら、はざかけを始めました。8人が、田んぼ一面に並んでいる稲束を、はざ近くまで運び、継続生2人が、はざにかける作業を担当することに。より良く乾燥させるために、はざかけの流儀は地域によって違うようですが、センターではとりあえず、稲束を半分にわけてはざにかけていきました。
最初は、また田んぼの所々にあるぬかるみにめりこんでしまう子たちがおり、捗りませんでしたが、次第に、抱えられるだけ抱えて運んだり、はざにかける人が取りやすいように置いたりしていました。
軌道に乗ってくると、それぞれが何をしたら全体の作業が早く終わるかを考えて、動くことができました。4段のはざにぎっしりと稲束がかかったので、豊作の様。手間はかかっても、天日干しするお米は甘み・旨み・粘りなどが格段に増すはず。おいしい新米を食べられる日は近いということで、一生懸命作業できた子もいました! もう一度、全員で落ち穂拾いをし、最後の稲の束をはざにかけた時には、とっぷり日が暮れていました。
18/09/29