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売木村の山村留学ブログ

12月23日

12月23日(日) 天気予報が曇りだったので、9時頃から、”炭の窯出し”をすることに。先週の土曜日に火をつけ、皆で交代しながら月曜日の午前中まで薪を焚き続けた炭焼き。その後、空気を遮断するために焚口や空気穴・排煙口などを完全に塞ぎ、窯が冷えるのを待っていたのです。
汚れる作業なのでレインスーツを着用した学園生たちが窯の所へ移動すると、見計らっていたかのように、雨がしとしと降り始めました。できることなら、雨が降っていないときに窯出ししたかったのですが…。
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気を取り直し、窯の屋根の下に入った学園生たちはまず、窯の蓋を覆っていた土や焚口・空気穴などを塞いでいた土を取り除きました。土埃にまみれることを厭わず、袋に入れる作業をする姿がたくさんありました。炭焼きをしている途中で、ちゃんと炭になっているかどうかを確認することはできず、蓋を開けてみて初めてわかるので、早く窯の中を見てみたいと逸る気持ちを抑えきれなかったのかもしれません。
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いよいよ炭とご対面! ちゃんと炭になっているのか、全て灰になっているのではないか、はたまた木のままなのではないか? ドキドキ。緊張の一瞬です!! 中を覗きこんでみると、理想通りの炭ができていました!
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全員が体験できるように交代しながら、ドラム缶窯の中に手を入れ、炭を取り出していきました。
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目で見たり、手に取った時の重さや叩いた時の音で判断したりして、炭になっていることを今一度確認してから、紙袋の中へ。「ちっちゃくなってる!」「すごく軽い!!」と、歓声をあげる子も。
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乱暴に扱うと割れてしまうので、最後まで丁寧に取り出していきました。木炭は、紙袋(30kg用米袋)にいっぱい入れて、2袋半ほどあり、炭焼きは大成功でした!! 非常に上手くできた炭は、これからや来年度の活動で使う予定です。窯の中をきれいに片づけ、炭を入れた紙袋を倉庫に運び、活動終了。

10時すぎからは、お正月準備活動 第1弾として”ミニ鏡餅づくり”をしました。学園生たちは、初めに、売木の伝統文化をまとめてあるDVDを見て、売木村の年越しや大正月について知ったり、お正月とは何ぞや?鏡餅とは?鏡餅の飾り方は?といった話を聞いたりしました。
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そして、炭の窯出しをした後、皆で協力して倉庫から玄関ポーチに運んだ重たい臼や杵の周りに集合。厨房で蒸していた餅米が、良い具合に蒸しあがり、甘い香りを漂わせていたので、臼の中に移し、早速餅つき開始! 餅米は、今年 皆で作ったもの。まずはつぶす作業から。重要な作業で、かなり力もいるし大変なので、中3生や大人が臼の周りを回りながら、杵に体重をかけ、手早くしっかりとつぶしてこねていきました。他の中学生2人も挑戦してみましたが、なかなか難しかった様。
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だいたいつぶせたら、皆のお待ちかね、つく作業に入りました。中3生は、頼もしい姿を見せていました!
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杵と臼を使う餅つきは、皆で以前にやったことがあり、要領がわかっているので、順番にどんどんついていきました。一巡目には、杵の重さによろけたり、お餅ではなく臼の縁を思いっきり叩いてしまったりする子たちもいましたが、二巡目には、杵の重さを利用して落とすように、しっかりと餅米をつくことができるようになっていました。餅つきはスピード勝負なので、パワフルにつける子たちがたくさんつき、無事 お餅に。
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「おいしそう! 今、ここで食べたい…。」と言いながら、急いで食堂に移動した学園生たち。 一人ひとり、もちとり粉を敷いたトレーに、つきたてのお餅をもらい、丸める作業開始です。活動前にDVDで見た、農家の母さんがお餅をきれいに丸めていた手つきを思い出してトライ。
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ミニ鏡餅なので、もらったお餅で大小2つの丸餅を作ります。もちとり粉を手のひらとお餅の表面につけ、手慣れた手つきできれいに丸められる子もいれば、お餅をべたべたと触りすぎ、手のひらにいっぱいくっつけてしまい、にっちもさっちもいかなくなった子も数人いました…。そして、指にくっついたお餅を食べるので、ミニ鏡餅のサイズが更に小さくなってしまうなんてことも。
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どうやっても上手く丸めることができず、手早くきれいに丸められた子にやってもらった子もいました。もちとり粉を増量して丸めようと試みたものの、水で手を洗った直後に触ってしまい、どうしようもなくなった子もいましたが、全員どうにか2つの丸餅(塊?)を形づくりました。
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作ったミニ鏡餅は、お家に飾るよう、帰省の際に持ち帰る予定です。最後に、トレーや杵・臼を洗って片づけ、鏡餅づくりは終了しました。

18/12/23

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