1月27日
1月27日(日)、日本で最も西にある屋外400mスピードスケートリンクがある 岐阜県のクリスタルパーク恵那スケート場へ行きました。学園生10人と、村の小学1年生2人の12名は、朝8時にマイクロバスでセンターを出発し、一般道や高速道路をひた走り、1時間半ほどで到着。
まず、貸し靴を借りました。フィギュア・スピード・ホッケーの3種類の中から1つ選び、自分の足のサイズのものを試し履き。合わないものを履くと、靴擦れしてスケートどころではなくなるので、ちゃんと履いて、ほどよくフィットするものを借りることに。しっかり履くためには、正しく履いて靴紐を締め、緩まないように蝶々結びをしなければなりませんが、出かける前には自分でできると豪語していたのに、できない子も…。
靴が決まったら、ヘルメットやプロテクターのサイズも合わせ、レンタル。ヘルメットのプラスチックバックルを友だち同士、留め合ったり外し合ったりする姿がありました。
一旦荷物を置き、服装を整えて、地下通路を通ってリンクサイドへ。逸る気持ちを抑えながら、ちゃんとスケート靴を履き、紐をギュッと締めて結んだら、ゴムマットの上で準備体操をしました。しかし、いつまで経っても履けない子や靴紐がゆるゆるで足首がぐらぐらしていた子も…。結局、大人に履かせてもらったり、紐を締めて結び直してもらったりした子たちが多くいました。
今までは、学校の田んぼリンクでスケートをするのは小学生だけでしたが、今年度は中学生も2度ほど体験したそう。全くの初心者はいなかったので、すぐに氷上に立ってみることに。念のため、手すりにつかまりながらサブリンクに入り、そろりそろりと滑り始めた子どもたち。初めてこのスケート場を訪れた子たちには、サブリンクでも十分広いようで、「わぁ、でかい!」と歓声をあげていました。継続生や田んぼリンクを滑り慣れている小学生たちは、すぐにすいすい滑りだしていました!
氷の感触を確かめるように、慎重に滑り始めた小学生男子も…。
ほぼ初心者という中学生男子は、持ち前の運動神経の良さや器用さ?で、なかなか上手に滑っていました! 時々、スッテーンと豪快に転んではいましたが。
同じくほぼ初心者の中学生男子は、生まれたての子鹿のようでしたが、どうにか氷上で踏ん張っていました!
フィギュアの靴をレンタルした子が多い中、ホッケーの靴を借りてみた小学生は、普段 学校で履いているフィギュアとは勝手が違い、思うように滑れず…。同じ靴を履いて上手に滑っている人を見つけ、真似したり教えを乞うたりするうちに、少しずつ滑れるように。
しばらくサブリンクで滑り、足慣らしができたら、400m国際規格標準ダブルトラックにはりきって飛び出していく子たちがほとんどでしたが、一人黙々とサブリンクでの滑走を続けていた子もいました。
400mのトラックに颯爽と繰り出した子たちは、長いコースを気持ちよさそうに滑ったり、上手に滑れる子に引っ張ってもらったり。
スケートの基本姿勢やバランスよく足踏みすることなど、アドバイスされたことを練習したり、滑って止まる練習をしたりしながら、日常では味わえないすいすい滑る爽快感を覚えていた子たちもいました。
お客さんが多かったので、接触して怪我したりさせたりしないことを第一に滑る子どもたちでしたが、ホッケー用の靴に慣れた子は、大勢の人を上手によけながら、かなりのスピードで疾走していました!
11時すぎからは、「おなかがすきすぎて、もう滑れないよ~。」「何時になったら、お昼ごはん?」などと、お昼ごはん催促が!!
それぞれ休憩を挟みながら、正午まで400mリンクを滑ったり、サブリンクを軽く滑ったりし、一度スケート靴を脱いで、温かい休憩所でお弁当を食べました。エネルギー補給ができたら、しばし食休み。午前中の滑走で疲れていると思いきや、「何時まで休憩ですか?」「まだ、再開しない?」「午後は、何時まで滑れるの?」と聞く元気な子たちも。
午後1時近くになると、誰からともなく準備を始め、スケート靴を履いて活動再開。しっかり履けなかった子はまた、大人に紐をきつく締めて固く結んでもらいました。午前中と同様、ひとりで練習したり、誰かと一緒に滑ったり。午前中は時期尚早と、サブリンクで滑り続けていた子も、400mリンクデビューを果たし、慎重に滑っていました。
来場者数がさらに増え、サブリンクも400mリンクも混み合っていましたが、皆 だいぶ上手に滑れるようになってきたので、接触したり大転倒したりする子は、あまりいませんでした。
上手いと思う人を見つけて滑り方や止まり方を教えてもらったり、フィギュアスケートのスピンやステップ・ターンなどを練習していた人の動きを観察して真似してみたりしながら、どんどん上達していった子どもたち。ターンもどきができるようになった子も!!
リンクの表面に窪みや溝が目立ってきた午後2時頃から、製氷作業が始まりました。リンクから出て、製氷車の動きを興味深そうに見ていた子どもたちは、作業が終わるや否や、待ってましたとばかりに、ツルツルのリンクへ飛び出していきました。400mリンクを熱心に何周も滑る子もいれば、少し滑ってはすぐにベンチに座り込む子も。400mリンクを滑り、休憩をして、サブリンクへ移動して滑るということを繰り返していた子たちもいました。気温が低く、風も冷たくて、向かい風の時は前に進まず、追い風の時は押されて前進してしまうほど強かったのですが、太陽はずっと照っていて、水分補給に忙しい子たちも。人が多かったものの、滑りやすくなった氷の上を数人で競走し、活動終了時間まで存分に滑って楽しんでいた子たちもいました。
午後3時半、片づけをして車に乗り込み、一路売木へ。たくさん滑って疲れたのか、復路はおやつを食べる時以外 爆睡状態の子どもたちでした! 全員、目に見えてスケートが上達し、小学生はこの日 体得したことを、翌日からの学校のスケートの授業でいかしたいと意気込んでいました!
19/01/29