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売木村の山村留学ブログ

9月16日・17日


16日から17日にかけて、キャンプを行いました。前回から、およそ3か月ぶりとなるキャンプ。中には、夏休みに特訓をしてきたという子がいたり、キャンプと聞いて頭を抱える子がいたりしました。おおまかな流れをミーティングで確認した後、早速テントの設営に移りました。

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順序良くテントを立てていく学園生たち。前回立てたときのことを思い出しながら特に戸惑う様子もなくサクサクと設営できました。途中分からなくなると、継続生や練習してきたという子に聞いて協力する様子も見られました。

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今回は、1日目の夕食から2日目の昼食までの合計3食、班分けをせず一人で火おこしから調理まで行いました。3食のご飯を作るために使えるマッチの本数は10本。なくなってしまった場合は、作ることができないため食事にありつけません。過酷なルールの下、慎重に乾いた薪を拾い、かまどを作ります。

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一日目の夕食は、ご飯と豚汁。豚汁の食材の下ごしらえは全員で行いました。包丁の使い方に不安を覚える子もいれば、「家庭科の授業で習ったでしょ!」とすんなりと進める子も。協力して具材を切り終え、肝心の飯盒炊さんの火おこしへ・・・

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入念に準備して、いざ火おこし!と思いきや、緊張のためなかなかマッチを擦ろうとしない学園生が。前回の雨の中での火おこしがトラウマになっているらしく、思い切れない様子。なんとか踏み切ってマッチを擦ると、難なく火は大きくなり、無事成功。

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時間に個人差があり、辺りが暗くなってから火おこしをした学園生もいましたが、無事に全員が夕食にありつけました!使ったマッチの数を聞くと「1本!」「2本!」と元気のよい返事が。中には8本使ったという子も・・・翌日が心配です。自分たちで作ったご飯と豚汁は”トン”でもなく美味しかったようです。

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夜食に、焼きマシュマロを食べました。定番といえば定番ですが、キャンプをあまりしたことがない子たちにとっては斬新な経験。もっぱら学園生は、普段食べられない「砂糖の塊」にしか興味がなかったようですが・・・

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初めて野外に張ったテントで寝る学園生は、興奮した様子でテントに入り、虫の鳴き声や川のせせらぎを聞きながら就寝。翌朝聞いてみると、川のせせらぎはうるさい、地面はゴツゴツ、うまく寝付けなかったとのこと・・・普段のセンターでの睡眠が、いかに快適かを思い知らされたようでした。

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朝起きると、すぐに朝食の準備に取り掛かります。朝食は、ホットドッグとじゃがバター。夕方と違い、夜露で湿った薪では簡単に火をおこせません。前日に集めた薪の中から、濡れないようにあらかじめ翌朝分も取り置いていた子たちは、乾いた薪で勝負を仕掛けます。

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朝食(ブランチ?)も、全員無事に食べることができました。みんな、野外炊事スキルが確実に成長しています!が、昼食作りがあるにもかかわらずマッチを使い果たしてしまった学園生が数人・・・もう新たに火をおこすことはできないため今、火がついているものを消さないように薪をくべ続ける子どもたち。特に大人が何も言わずとも、考えついたのは人間の性でしょうか。

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キャンプ最後の食事は、野菜炒めラーメン。麺はインスタントでしたが、野菜炒めは各自で調理をします。具材を切り、フライパンに油をひき、炒めて味付けをする。3食目ともなると、割と手際も早くなりすぐに調理に取り掛かりました。

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しかし!ここでマッチ切れの子が!・・・残念ながら火をおこせず、昼食にはありつけませんでした。みんなが調理する中、悔しそうにかまどの撤収作業・・・食べ物に困らない時代だからこそ、中々できない空腹に耐える経験ができた子もいました。

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残りのマッチが0本になった子たちもかろうじて昼食を食べ、順次片付けに移っていきました。食材の準備から、味付けまでの調理を行った野菜炒めは、ラーメンにも合う絶品!みんな、ものすごい勢いで食べていました。
終わってみると、9人で90本あったマッチも、残りたったの10本に・・・そのうちの8本は継続生のYkさん。ほとんどが残り1本や0本というギリギリの戦いでした・・・
キャンプの振り返りをすると、昼食を食べられなかった学園生はかなり悔しかったようで、次回のキャンプでは必ず少ないマッチで火をおこす!と意気込んでいました。

19/09/20

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