売木村山村留学センター
売木学園

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売木村の山村留学ブログ

10月6日

10月6日(日)、荷物整理や部屋掃除をした後、お昼まで、学園生たちは個人体験活動に取り組みました。それぞれ、村内を歩き回って話を聞きに行ったり、工作をしたり、作業をしたり。中には、やりたいことが決まらず動き出せない子も…。
午後は、田畑の作業をしました。
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まず、”いもほり”をするために、予め切っておいた芋づるを、センター敷地内のビニールハウスに運ぶ作業から。広げて干した茎や葉は、やぎのえさにする予定です。途中で転んだり、落としたりしていましたが、協力して運んでいました!
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次に、先月 種を蒔いた源助かぶ菜やかぶ、小松菜などの間引きをすることに。
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どの菜っ葉も虫食いがひどいのですが、よく育っているものをひとつ残し、あとはすーっと引き抜きました。残すものを傷めないように、丁寧に間引いていきました。間引き菜は食べられますが、さつまいものつると同様 やぎのえさにすることに。
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古い種だとわかっていて試しに蒔いたホウレンソウや雪白体菜は、全く発芽しておらず、マルチに開けた穴からはスベリヒユや雑草が生えていました…。元気よく発芽していた源助かぶ菜や小松菜の間引きは、しっかりと行うことができました。
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続いて、”いもほり”。春にさつまいもの苗を植えたきり、水やりや草取りをたまにやったくらいで、世話らしいことはほとんどしていませんが、つるを伸ばししっかりと育った様。先に、根元からつるを切りとり、マルチシートもはがし、お膳立てが整っていました。小学生たちは学校畑で最近、さつまいもの収穫を経験済みだったので、細かい説明なしに掘り始めました。
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どんな大物に出会えるかわくわくしながら掘り進めていくと、「あった!」「見て見て!!」
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一生懸命掘っても、細い根ばかりでがっかりする子もいましたが、丁寧に土を払いのけて引き出せば、一株に大きないもがいくつかできていて、びっくりする子も!
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収穫の喜びで、皆の顔はほころんでいました!
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皮の赤紫色が美しい大きなさつまいもが見え、残しておいたつるを持ち、引き出そうとしてもびくともしません…。無理に引っ張ると、さつまいもが折れたり傷ついたりするので、慎重に周りの土を手で少しずつ崩し、根気よく掘り出していくと…、
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全貌を現したさつもいもは、こんなに大きなものでした! しかし、何かにかじられた痕跡が!!
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掘り残しがないよう、最後に畝の外側から鍬で掘り起こし、確認をすると、いくつか出てきました。それから、畝を崩してざっと均しました。
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いもほりをしていると、モグラが掘ったと思われる穴がたくさんあり、恐らく、その穴に潜ったネズミなどにかじられてしまったさつまいもが多くありました。それでも、大小様々なものをかご二つ分くらい収穫できました!
収穫したさつまいもは、倉庫に運び、広げて干しました。すぐに食べるのではなく、でんぷんが糖分に変化して甘さが増したら食べる予定です。
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午後3時過ぎからは”はざかけ”をしに、車で村の中心部にある田んぼへ。学園生たちは、センター近くの田んぼで、できるだけ手作業での、もち米作りを体験していますが、普段の食事で食べるうるち米作りには、今まで関与していません。うるち米を作っている田んぼでは機械も使っていて、この日の午前中にセンター長が、バインダーで稲刈りをしておいてくれたのですが、刈った稲は天日干しにするので、機械ではできないはざかけを人海戦術で行うことに。学園生たちは前日に、もち米の稲刈りとはざかけをしたので、相応しい服装に各自整えて出発することができました。
田んぼに着くと、バインダーで刈り取り結束した稲が一面に…。
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誰かが決めたわけではないけれど、稲束を運ぶ役と、はざにかける役に自然にわかれて、作業が始まりました。
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より良く乾燥させるために、はざかけの流儀は地域によって違うようですが、センターではとりあえず、稲束を半分にわけてはざにかけていきました。はざにかける人がどんどん干せるように、すぐ近くまで稲束を一生懸命運ぶ子たち…。
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初めは、一束か二束しか運ばない子たちが多かったのですが、次第に抱えられるだけ抱えて運ぶように。また、はざにかける人が取りやすいように置いたり、テンポよくかけられるよう手渡す役を買って出たりしていました。
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毎年、降雨でできた田んぼのぬかるみに足を取られ、長靴が抜けなくなったりもがいたりして時間を取られていますが、今回はそういうことがなく捗りました! ただ、はざの4段目に容易く稲束をかけられるほど背が高い子はいないので、大変でした。軌道に乗ってくると、それぞれが何をしたら全体の作業が早く終わるかを考えて、動く姿がありました! 自ら落ち穂を拾ったり、結束の緩いものをやり直したりしていました。
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かけ方が良くなかったのかもしれませんが、4段のはざに全ての稲束を干しきれなかったので、豊作の様。手間はかかっても、天日干しするお米は甘み・旨み・粘りなどが格段に増すはず。おいしい新米を食べられる日は近いという嬉しさで、一生懸命作業できた子もいました! 最後にもう一度、全員で落ち穂拾いをし、干せなかった稲束を車に積み、センターへ。センター周囲のフェンスにかけ終わると、午後5時前になっていました。

19/10/09

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