売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

11月30日

収穫祭を終えて農家生活を送った学園生たちは、11月29日(金)から1週間だけの短いセンター生活を送っています。
11月30日(土)、畑の片づけをし、冬の準備活動として保存食作りを体験しました。今でこそ、冬でも野菜は流通していますが、昔は、雪に閉ざされた農山村では冬の間、野菜が不足するので、春まで安心して過ごすために青菜を塩漬けにするなどして保存していたそう。今でも売木村の多くの人たちは、この時期にお漬けものを作っているので、食文化体験として、学園でも村の人々が工夫してきた生活の知恵を実践してみることに。
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10時半頃から、畑の片づけをしました。長い間放置していたさやいんげん・モロッコいんげん・枝豆・小豆などの豆がらや、寒さに弱く枯れてしまった空芯菜を引き抜くことから。
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マルチシートの上に何もなくなった畝から、被せていたマルチをはがしました。早朝は冷え込んでいたので、まだ畑の土が凍っていたり、霜柱が立っていたりして、マルチを簡単にめくりとることはできませんでしたが、引きちぎって土の中に残さないよう作業していました。
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学園生たちを煩わせたのは、空芯菜。根こそぎ引き抜けず…。枯れた地上部をできるだけ取り、
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マルチをはがすと、畝の中にものすごく根が張っていました!! 時間はかかりましたが、全員でかかり全力で抜き取りました。
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次は、収穫。幾つかの畝に、秋に種をまいたり苗を植えたりした小松菜・雪白体菜・飛騨紅かぶ・源助かぶ菜・白菜が育って残っている状態でした。残念ながら、ほうれん草は全く発芽せず、雪白体菜も飛騨紅かぶも数株しか育っていませんでしたが。小松菜の発芽率はまあまあよかったものの、虫食いがひどくほとんど食べられる部分がなかったので、収穫してヤギのえさにすることに。
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学園生たちがしっかり収穫したのは、小松菜と同様 虫食いはひどかったけれど、大きく育ち、霜に数回当てて丁度採る時期を迎えていた源助かぶ菜。包丁を使って収穫しました。
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菜っ葉は根との境目で切り取るのですが、手を切らないようにと、下の方を切るとかぶの部分までついてきてしまうし、上の方を切ると菜っ葉がばらばらになってしまうので、初めは難しかった様。
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霜が数回降り、赤みを帯びた菜っ葉は、全体がやわらかくなって良い感じでしたが、虫食いや傷んでしまった部分も多く、収穫量は少し減ってしまうようでした。
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慎重に切り取ったら、傷んだ菜っ葉や黄色く変色した菜っ葉を取り除いてから、かごに入れていきました。ひとつ残らず収穫し、畝に被せていたマルチシートをはがして片づけると、畝の中に残した根(=かぶ)も全て掘りました。
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主に源助かぶ菜ですが、これだけ収穫できたので、センターの倉庫前に運びました。白菜だけを残した畑は、きれいに片づきました!
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お昼ごはんを食べた後、水をはった樽を4か所に並べて置き、お菜洗い開始。手がかじかむので、例年 避けたがる子たちが多い作業です。
今までは4つの樽に2~3人ずつついて洗う方法(お菜だけが移動していくやり方)をとっていましたが、今回は一人ずつ、洗うお菜を1つめの樽の中で洗ったら2つめの樽に移動して洗い、同様に3つめ・4つめの樽にはった水の中できれいに洗う方式を試してみることに。
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樽にはった水が汚れると、きれいな水に入れかえてお菜を洗い、4つめの樽の中できれいに洗えたかどうか確認したら、かごに入れていきました。
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食べる時のことを考えて、よく見ると菜の根元に詰まっている松の葉や、菜っ葉の裏側についているアブラムシなどを取り除くように丁寧に洗っていきました。冷たい水に手を入れて洗う作業の連続なので、「手が冷たい。ちゃんと動かない…。」と訴える子もいましたが、サボるわけにはいきません。
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源助かぶ菜を一通りなんとか洗い終えましたが、4つめの樽の水の汚れから判断して、念のためもう一度洗うことに。口には出さなかったけれど「えっ?まだ洗うの?」と目顔で訴えていた子どもたち…。
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従来通りのやり方で、9人が4か所に2~3人ずつつき、1つめの樽の中で洗われたお菜は、2つめ・3つめの樽で更に洗われ、最終チェック機能の4つめで完璧に洗えているかどうか確認されて、水をきるために立ててかごの中へ。「ちゃんと洗えてないよ!」と、お互いに声をかけあいながら、担当する樽の冷たい水で、頑張って洗い続け、午後 作業を開始してから2時間ほどで全てを洗い終えました。
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次は、源助かぶ菜を切る作業。今回は長漬けではなく切り漬けにするので、まな板と包丁を使い、3~4㎝くらいの長さに切っていきました。
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かじかんだままの手で持つ包丁の扱いが危なげだったり、お菜を細かくしすぎたり大雑把に切ったりしてしまう子はいましたが、皆 手を切らないように気をつけて、作業を進めました。
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はかりの読み方がわからず苦労していましたが、皆で目盛りをのぞきこみ、切った源助かぶ菜を計量すると16.5kgもありました!! 少しだけ収穫できた飛騨紅かぶも刻んで、源助かぶ菜と一緒に漬けることに。
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例年は、半分にして”塩漬け”と”しょうゆ漬け”を作っていましたが、今年は全て、今まで好評だった”しょうゆ漬け”にすることに。そして、調味料を計量しました。計算力が試され、頭をフル回転させていた子どもたち。ざらめをはかりで量り、
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しょうゆや酢などの調味料を計量。
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刻んだ源助かぶ菜・紅かぶ、しょうゆ・ざらめ・酢などの調味料を加えていく役を決め、4回にわけて漬けていきました。
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調味料を適量ずつ入れていくということがなかなか難しかったようです。
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最後に、樽の中に押し蓋を置き、その上に重石を載せました。倉庫の端に樽を移動し、これから時々様子を見て、重石を軽くしていきます。倉庫に漂う甘じょっぱい匂いに「おいしそう。早く食べたいな。」と子どもたち。次のセンター生活中には、食べられそうです。

19/12/02

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