10月11日
10月11日(日)、10時過ぎから”いもほり”をしました! 前日まで三日ほど、たくさん雨が降り、畑には水が溜まっている所もありましたが、さつまいもはマルチシートを被せた畝の土の中にできているはずなので、それほど濡れていないだろうと決行。
春に苗を植えたきり、水やりや草とりをたまにやったくらいで、世話らしいことはほとんどしていないさつまいも。それでも、つるを伸ばししっかりと育っている様でした。ところが、9月中旬頃 畑に鹿が入り、掘り返してさつまいもを食べた形跡はなかったものの、さつまいもの葉や豆類の葉の大部分を食べていたのでした…。まず、少しだけ葉っぱが残っている芋づるを切り、センターの玄関前に運びました。やぎのえさにするため、食べやすいように押し切りで30cmくらいにカットし、かごに入れる作業です。次に、畑に戻り、畝を覆っていたマルチシートをはがすと、畝の土もしっとり湿っていました。だからなのか、残しておいたつるの根元を手で掘っても、なかなかさつまいもは出てきませんでした。長靴や手でなんとか土を崩し、根気よく掘り出していくと、皮の赤紫色が美しいさつまいもが!!
さつまいもが見えたらつるをつかんで揺らしながら引っ張ると、芋づる式に数本ついてくるものもあれば、びくともしないものも。笑顔になったり、困った顔になったりしていた学園生たち。無理に引っ張ると、さつまいもが折れたり傷ついたりするので、周りの土を手で少しずつ崩し、丁寧に掘り出していく子もいました。
学校畑で、さつまいもの収穫を経験済みの小学生たちは、慎重に土を取り除かないとせっかくのいもが折れてしまうことを知っていたので、根気よく掘り出していました。苦労の末に、全貌を現したさつまいもが予想より大きいと、「見て! 大きいのが掘れた!」「学校で掘ったさつまいもより断然大きいよ!」と歓喜の声。元気のいいミミズもたくさん出てきました!
一通り掘ったら、掘り残しがないかどうか、畝の外側から鍬で掘り起こし、最終確認。もうないだろうと思い、思いきり鍬を振り下ろすと、グサッ! 地中に隠れていたさつまいもを分断してしまうことも何度かありましたが…。そして、恐らく、ひとつ残らず収穫できたので、畝を崩して均しました。
それから、収穫したさつまいもをセンターに運び、広げて干しました。並外れて大きいものはなかったけれど、焼き芋にするのによさそうなサイズのものがたくさんとれました! 早く食べたいと思っている子もいましたが、すぐには食べず、でんぷんが糖分に変化して甘さが増す頃 食べる予定です!!
11時過ぎから、村内のとある場所へ車で移動し、1時間弱、やぎの冬のえさ集めをしました。やぎが大好きなクズの葉を採りやすい場所だったので、前回よりも集中してとっていた学園生たちでしたが、時間が経つにつれて、おしゃべりをしたり、日陰で休憩したりと、手を休める子が増え…。
お昼になったので帰園し、お弁当を食べて、午後は個人体験活動に取り組みました。急いで村内調査に出かけたものの、ほとんど収穫がないまま夕方、とぼとぼ歩いて帰ってきた子もいれば、自分がしたいことをやっているはずなのに、なかなか動き出さない子や漠然とやり過ごしていた子たちもいました。
20/10/14