12月5日・6日
炭焼き体験と大掃除を2日間にわたって行いました。
炭焼き体験
電気やガスが普及する前には、ごく一般的に使われていた炭。寒さが厳しく、冬には農作物がほとんどとれなくなる売木村では、昔からこの時期に炭を作り、出荷して稼ぎにしていたそうです。
今ではすっかり日用品ではなくなってしまいましたが、冬に向けての準備の一つとして、炭を作る事を体験します。
炭を作るためには、炭にする木を炭窯で「蒸し焼き」にする必要があります。学園生たちは、まずそのための薪を用意することから始めました。
「まさかり担いだ金太郎♪」 歌にも出てくる鉞(まさかり)を使って、手際よく薪を割って・・・
と、そう簡単にはいかず、みんな慣れるまではかなりてこずっている様子でした。
何回か割り損ねていくうちに・・・
全員がしっかりと丸太めがけて、振り下ろすことが出来るようになりました。ほんの一本を割っただけで「腰が痛い・・・」「膝が・・・」と言い出す子も・・・
そのまま割った薪や、あらかじめ用意しておいた炭用の木を炭窯まで運んでいきます。大した距離ではないのですが、炭にするための木はドングリが実るカシやナラといった、密度が高く重い木なので運ぶのにも一苦労。
過去に村の人に作っていただいたセンターの畑脇にあるお手製のドラム缶炭窯に材料になる木を入れていきます。
「蒸し焼き」=「燃やしてはいけない」しかしながら、薪をガンガン燃やして温めていく必要があります。敢えて隙間なく木を窯に入れていくことで、空気の通りを悪くし、燃焼してしまわないようにします。
口いっぱいまで木を詰めたら蓋をして、空気が入らないように窯全体に砂をかけ、密封します。
点火したあとは、窯の温度が冷めない程度に薪をくべ続ける必要があるため、学園生で当番を決めて一時間に一回 窯を見に行き、適宜薪をくべることになりました。
一方の大掃除
一学期末にも行った大掃除ですが今回は年末という事もあり、より力の入った掃除になりました。
二日間かけて、普段自分たちが使う箇所のほとんどを掃除することが出来ました。二回目という事もあり、かなり手際の良い作業が見られました。多少コツをつかんだでしょうか・・・
掃除の間も、火の番を忘れることなく、炭焼きも順調です!
窯出しが楽しみですね♪
20/12/11