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売木村の山村留学ブログ

2月11日

2月11日(木)、今季2回目のスケート活動に出かけました。前回と同じく、岐阜県 クリスタルパーク恵那スケート場。皆、久しぶりのスケートを楽しみにしていたと見えて、さくさくと準備をし、出発予定時刻の8時より前に乗車完了! 出発し、学園生たちは車の後部座席におとなしく?乗っていました。出発から30~40分経った頃、上村川沿いの国道418号線を走っていると、道路の左側に何か動くものを発見。車をとめ、指導員が降りて確認しにいくと、なんとカモシカが!!
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カモシカは急傾斜の斜面を下っていったので、一瞬見失ったかと思いきや、辛うじて見える所に!! 子どもたちも全員 車から降りてきて、その姿をしかと目に焼き付けることができました。好奇心が強いと言われているカモシカは、こちらをじっと見ていて、子どもたちは口々に「わぁ、本当にカモシカだぁ!」「かわいい。」と興奮気味に言っていました。
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車に揺られること1時間20分ほどで到着。新型コロナ感染拡大予防対策として、マスクの着用や手指の消毒、検温を実施し、来場予約 QRコードを提示して入場すると、前回と同様に、3種類の貸し靴の中から1つ選んで借り、慎重に試し履き。今回は、4人がフィギュア用を、4人がホッケー用の靴を選び、滑ることに。ヘルメットやプロテクターも、自分にフィットするものをレンタルし、手際よく装着。前回 間違った方法で着けていたニーパッドも、正しく装着することができました! 地下通路を通ってリンク内側に入り、スケート靴に履き替え、準備体操をしたら、すぐさま氷上へ。気温が高く、靴を履いたり体操をしたりしただけであつくなった子どもたちは、上着や重ね着しているものを脱いで調節。サブリンクで少し足慣らしをしたら、400mトラックを滑りに、元気に飛び出していきました!
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フィギュア用の靴を借りた子もホッケー用の靴を借りた子も、熱心に滑り、楽しんでいました。ホッケー用の靴を借りた子たちは、慣れるまでに少し時間がかかった様。フィギュアと違い、トウピックがないことに、滑りやすさを感じ 全然転ばなくなったという子もいれば、フィギュア用の靴で普通に滑るだけなら使わないトウピックを(エッジが上手く使えないので)使い、氷を蹴って進んでいた子は、滑りにくくて何度も転びそうになったと大騒ぎしていました。
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前回は、時間をかけて靴を履き、どうにか氷上に立つと、スピードを出して転ぶことを恐れ、滑るというよりは歩いていた感じの子も、学校のスケート学習の賜物か、転ぶことの恐怖心は変わらないものの少し速く滑れるようになっていました!
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一生懸命、400mトラックを滑り続ける子もいましたが、数人はサブリンクで何やら練習していました。上手にスピンをしていた人に、自分たちから教えてくださいとお願いし、スピンを教わっていた様。腕の使い方や目が回らないようにするコツなどを教えてもらい、少しできるようになったと言っていた子も。別の人に、フィギュアスケートの演技後に行うお辞儀の仕方を習い、喜んでいた子もいました! ある子は、見様見真似で、カーブでクロスの動きに挑戦し、すってんころりん…。
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8人は暫くの間、それぞれに課題を持って滑ったり楽しんだりしていましたが、折角の好機なのでコーナリングのない直線約100mのタイムを2人ずつ計測してみることに。経験の差や借りた靴の違いはありましたが、互角に渡り合ったり、持てる力を出し切ろうと必死で足を動かしたりしていました。多くの子は、普通に100mを走った方が速いのではないかと思われるタイムでしたが、結果発表は後ほどにして、午前中の残り時間はまた、時々休憩を挟みながら、各々 練習に励みました。
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正午になったので、休憩所に移動し、昼食タイム。ボリュームたっぷりのお弁当と、おにぎりのおかわりまでぺろっと平らげた、ほとんどの学園生たち。
食後には、午前中に計った約100mの記録の順位発表が行われました! ホッケー用の靴を履いた男子3人が上位を占める結果に。死力を尽くした小学生男子は、喜びを爆発させていました! 食休み中、身体を休めることなく、外へ遊びにいった疲れ知らずの子たちも。靴の内側に足の一部分がずっと当たっていてとても痛いのを我慢して滑り続け、靴を履くのが嫌になってしまった子や、靴と皮膚の摩擦により皮がむけてしまった子は、絆創膏を貼るなどの処置をして午後に備えていました。
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活動再開。気温が高く、リンクの表面の氷は随分解け、ぐしゃぐしゃになったり、凸凹していたり。大きな水たまりになっているところも増えており、そこで転倒すると、びしょ濡れに。苦笑いしながら立ち上がり、気を取り直してまた滑る子たちが続出…。
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地道に、止まり方や、氷を押した後にできるだけ長く片足に乗って滑る練習をする子も。
時折 強風が吹いたので、追い風の時は風に押されて非常に速く滑れました! 向かい風の時は、どんなに一生懸命足を動かしても前に進めず…。前進することを諦め、大きく手を広げて、できるだけ体に風を受け、すごい速さで後退することを楽しんでいた子も!
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そろそろ、整氷作業が入る頃なのではないかと待っていたのですが、作業は始まらなかったので、皆でリレーをすることに。まずは前回活動での400mタイムトライアルの順位をもとに8人を2チームにわけ、一人半周(200m)のリレー。チームで走順を決め、第二・四走者が移動したら、スタート!! 転倒することを恐れず前のめりで滑る子、転ぶとタイムロスになるので慎重かつできるだけ速く滑ろうとする子、直線で可能な限り加速し上手くカーブを曲がることに気をつける子…と様々でしたが、それぞれが本気を出せていました。チームを変え2戦行いましたが、ともに手に汗握る接戦で、盛り上がりました! 次に、午前中に計った約100mの記録をもとにチームわけをし、1試合。一人一周(400m)にする?と持ち掛けたのですが、全員拒んだので、先ほどと同じ距離を滑走することに。組替えをしてもう1試合。この2レースも熱い展開で、僅差だったり、緊迫した戦いだったりしました。あと少しで先行する子に追いつきそうになった時 バランスを崩し、すてんと転んで、悔しさと打ったところの痛さで涙がちょちょぎれた子もいましたが、リレーをすることにより子どもたちの滑りは、見る見るうちに上達! それまでは漫然と滑っていた子が、足首や膝を曲げ、低い姿勢で滑ったり、腕を大きく振って滑ったりできるようになっていました。どのようにしたら、スピードが出てバランスもとりやすいかがわかったり、コーナーを滑る時のスピードが速くなったりした子たちも。仲間に声援を送ったり、リードを更に広げようとがむしゃらに滑ったり、差を縮めようと力を振り絞ったりする姿がたくさん見られました!
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4レース終えて、一勝もできない子がいたので、その子に指名された子たちが同じチームで滑ることに。(どうしても勝ちたい! あと一人、誰にお願いしようかな?速い人・速い人…。)と思案中。
しかしながら5戦目は、気が急いたのか当の本人が転倒したことが最後まで響き、勝利はまたしてもお預けに。不機嫌な表情で、ゴールラインに戻ってきたので、もう1レース行うことに。相手チームも決して手を抜かず臨んだのですが、その子のために何としても勝ちたいと総力を結集した結果、逆転勝利!! 嬉しい笑顔が見られました!
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撤収する3時半までの残り数分を惜しみ、「もう1周してくる!」とか「まだ1分ある。」と言って、思いっきり滑っていた学園生たち。最後にサブリンクで集合写真を撮り、リンクから出ようとした瞬間、水たまりになっている箇所に顔から転び、最後の最後に全身びしょ濡れになった子も!! 派手な転び方に、一同大爆笑。その後、借りたものを返却したり、着替えたりして、スケート場を後にしました。最後のスケート活動は、たくさん滑れて楽しく締めくくれた子たちが多かった様です。

21/02/14

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