3月18日
一年間の締めくくりとなる修園のつどい。
学園生は、この日のために作文やスピーチ、太鼓練習など様々な準備をしてきました。もちろん一年を修める準備も。
練習の甲斐があったのか、あまり緊張した様子は感じられませんでした。入園のつどいの時とは変わって、人前に立って発表ができるようになり成長しました。
まず初めに一年の活動を振り返る写真のスライドショーを見た後に、一人ひとりが一年の思い出や成長したと感じることをスピーチし、修園賞を受け取りました。
「売木の山村留学では、修園『証』ではなく修園『賞』の字を使っています。あくまで、一年を過ごした証ではなく、「よく頑張ったな!」と褒め称えるための修園賞なのです。」と、学園長。
続いて学園生同士の贈る言葉です。
学園生8名のうち、3名が山村留学を来年も継続することを決めました。
地元に帰る5名と売木に残る3名がそれぞれ、励ましの言葉を贈りました。
さらに、山村留学で関わってくれた村の人や学校の友達、先生に感謝の言葉を述べました。感染症予防対策として修園のつどい自体の規模を縮小して行ったので、全員に直接言えたわけではありませんが、後日売木村ケーブルテレビを通して気持ちが伝わる事でしょう。
最後は、太鼓や笛の発表です。
一年を通して、コロナの影響で村のイベントやお祭りが中止になり、発表する場が少なかった今年。
それでも、一生懸命に練習してきた太鼓や笛を、お世話になった農家の父さん母さんや、家族や学校の先生の前で披露できることを心待ちにしていました。
まず山留生4名の有志で練習してきた笛の発表です。発表する機会が無かったので、今回が初のお披露目です。
音を出すだけでも難しい篠笛。笛の練習がある日だというのに笛や楽譜を持って行くのを忘れていたこともありましたが、見事な演奏でした!
そして太鼓の発表です。
言わずもがな素晴らしい演奏でした。太鼓に触ったことが無かった子も、一年でここまで叩けるようになりました。
去年の春から、子どもたちのアイディアをもとに詞を作り続け、太鼓の先生に作曲していただきできあがった『地球の春』も演奏しました。
作詞した時と比べて、体も気持ちも大きく成長した学園生。
この春からは、急がずとも売木で過ごした経験を活かして、様々な場所で活躍できると信じています。
21/03/22