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売木村の山村留学ブログ

5月12日

5月10日(月)、学園生たちは2回目の農家入りをしました。下校時刻が早かった12日(水)の放課後、農家さん宅へ帰らずに、希望者6人は“お茶碗の高台づくり”を体験しに、“売木村陶芸体験工房”へ。

全員揃ったら、一つの作業台につき、説明を聞きながら作業を進めていくことに。4日前に成形したお茶碗に、先生がビニールを被せておいてくださったおかげで、粘土はあまり乾いていませんでした。手回しろくろの中央に、シッタ(適度な硬さに乾燥させた作品を伏せて削り作業を行う時に使うもの)代わりの陶器を逆さまに据え、動かないように粘土で4か所を固定。成形する時もそうでしたが、やはり中心をとる作業はとても難しそうでした。そして、そのシッタ代わりの陶器の上に、自分のお茶碗を伏せて動かないように、少し押さえつけました。

次に、高台の中心を決め、どのくらいの大きさの高台にするかを決め始めたのですが、お茶碗の内底の広さや腰の厚みを確認し忘れていたので、各自 シッタ代わりの台からお茶碗を一回 外すことに。指先の感覚やものさしを使い、確かめたら、再度 お茶碗の底を上にして、しっかりと固定。どんな高台にするかは自由ですが、小さすぎると不安定になり、大きすぎるとバランスが良くないそう。学園生たちは、お茶碗の内底の直径に対して適当な高台の大きさを、ほとんど躊躇することなく決めると、かきべらという道具を使い、高台の外側から削り始めました。

高台を作るというよりは、高台を削り出す感じの作業。お茶碗が半乾きになっておらず、想像以上にやわらかかったので、初めは上手く削れていませんでした。せっかく手回しろくろの上に載せているのだから、かきべらを一か所に固定して、ろくろを回せば楽に削れるのですが、なぜかかきべらの方を一生懸命動かす子も…。理屈的にはまだまだ削っても大丈夫な所でも、やわらかい粘土がごっそり削れてしまい、穴が開きそうになった子も。わかったつもりになって手を動かしていたけれど、実はよくわかっていなかった様で、もう一度、先生に説明していただいたり、修正してもらったりしました。慣れてくると、底の少し上までは削ってよいはずの高台の外側や、厚めに作ってある腰の部分を、思い切って削り取っていた子どもたち。ろくろを回しながら、かきべらの角や面を上手く使って削り、口縁から高台脇までをスムーズに繋げ、きれいな曲線になるように作業していました。

それぞれ、厚みを何度か確認し良いと思ったら、高台の内側を削る段階に。底に穴を開けないように、やはり確認しながら削っていきましたが、底の厚みを忘れてしまったのか大胆に削りすぎてしまい、先生に「それ以上は削らない方が…。」と制止された子も。そして、自分ではどうしようもなくなり、先生に補修していただいたり、付け高台といって別に作ってくっつける方法に変えたりした子たちもいました。幅・形・高さ・くっきりさせるかさせないかなど高台のデザインにもこだわることができ、自分好みのお茶碗の接地面をこしらえていました。できたら、高台の内側にサインを掘って完成! 早い子は、これで終了し片づけをして農家さん宅へ帰っていきました。

他人の失敗を見て用心しすぎたのか、先生に「慎重だねぇ。」と言われるほど、躊躇いながら削っていた子も。全体の形と厚みを整えながら表面を削っていたものの、手に取ると見た目より重い感じだった様。先生に、もっと削っても大丈夫とのアドバイスをもらっても、なかなか思い切って削れない様子でした。
順調に進められた子もいれば、そうでない子もいましたが、高台も自分で作ったという満足感を覚えていた6人。この後の、素焼き・釉薬をかけて本焼きをする工程は、先生にお任せすることに。中学生男子2人が、最後まできちんと片づけをしてから工房を後にしたのは17時45分頃でした。焼きあがりは少し先になりますが、自作のお茶碗や箸置きを使って食事をする日を、子どもたちは心待ちにしています!

21/05/28

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