売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

4月25日

4月25日(日)午後、“農家対面のつどい”を行い、学園生たちは初めての農家入りをしました。年間で100日を予定している農家さん宅での宿泊活動は、売木村での山村留学中の大切な体験。農家宿泊では、生活に内在する自然や文化に触れたり、家族生活や労働の体験をしたり、地域の行事や活動に参加したりしながら、農家さんと一緒に暮らすことで、子どもたちの心の中に“ふるさと”としての心情が育つことを期待しています。

前日の午後、長いミーティングに臨み、農家生活のいろはを叩き込まれた学園生たちは、この日の午後2時から受け入れ農家さんたちと対面。学園職員と、ご自宅からオンラインで参加していただく学園生のご家族が見守る形式で、つどいは始まりました。学園生たちは、緊張した面持ち…。

学園長さんのお話に続き、今年度 子どもたちを受け入れてくださる5軒の農家さんの紹介があり、特に新入園生たちは、お名前とお住まいの地区を覚えようとしていました。続いて、農家代表さんのお話に耳を傾けた学園生たちは、温かいお言葉に安心感を覚えた様。

そして、学園生の自己紹介。一人ずつ、農家生活でやってみたいことや目標などを発表しました。
「だらだらしないようにします!」「同じ農家になった子の面倒をみます。」

心なしか、表情が硬い継続生…。

「家族の一員として、お手伝いをしっかりしたいです!」とか

「農家の父さん母さんとたくさんお話をして、売木村のことを知ったり、楽しい思い出を作ったりしたいです。」など、人それぞれでした。

それから、「あいさつをしっかりとします」「毎日手伝いをします」「整理整頓をしっかりとします」「テレビは一日30分までとします」など、“農家での生活のきまり”を読みあげ、肝に銘じた学園生たち。テレビのくだりでは、例年通り 農家さんから失笑がもれていました!

いよいよ農家割りの発表です! 農家さんのお名前に続いて名前を呼ばれた学園生は、返事をして前に進み出て、農家の父さん母さんに挨拶をしました。

挨拶の後、固い握手を交わした子たちも。

学園生たちは、発表される瞬間まで、自分がどこの農家さんにお世話になるのか、誰と擬兄弟姉妹になるのか知りません。農家さんもまた、誰を受け入れることになるのか知らされていません。2軒目の発表中も、会場に漂う緊張感…。緊張で顔が強張ったり、張り詰めた笑みを浮かべたりしてしまう子どもたち。

名前を呼ばれ、農家の父さんの前に進み出て「よろしくお願いします。」と挨拶をし、握手をしたら、
母さんにもご挨拶。父さん母さんの後ろに並び、家族となりました!

握手の代わりにグータッチする農家さんと子どもも。

今年度は、5軒に2人ないし3人ずつお世話になることに。全ての発表が終わると、張り詰めていた会場の空気が一変して和みました。お世話になる農家さんと擬兄弟姉妹を知らされた子どもたちの反応や表情は様々。予想が的中したのか、意外だったのか…?

最後に、保護者を代表して、画面の向こうからご挨拶をいただき、つどいは終了。農家家族写真を撮ったら、のんびりする間もなく、農家さん宅に持って行く 長靴や傘などを擬兄弟姉妹で一緒に準備し、農家さんの車に運びました。

その他、寝具一式や衣装ケース、

学用品や棚などの荷物を、農家の父さん母さんの指示で車に運び、載せてもらいました。

待ちに待っていた農家入りなので、てきぱきと動いていた子どもたち。荷物の積み込みが終わったら、学園生たちも今回だけは農家さんの車に乗せてもらい、農家さん宅へ。

寝具一式を確認せず、センターに掛け布団や毛布を置いていってしまった子もいましたが、各農家さん宅での生活が始まりました。翌日の登校に備え、この日のうちに農家さん宅から学校までの通学路を教えてもらったり、約束ごとやお手伝いなどを決める話し合いの時間を持ったりしたようです。

21/05/08

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