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売木村の山村留学ブログ

9月13日

9月13日(月)の午前中は、センターで飼っているヤギの冬のえさ集めをしました。

9時から、手始めにセンターのすぐ近くの、クズが盛んに生い茂っている場所で、クズの葉を採ることに。クズのつるから葉柄部分を折りとると3枚の葉がついているので、葉柄の根元を揃え、束ねて持ち、つかめなくなったら一人ずつ持っていったかごに、揃えて入れていくようにしました。30分ほど採ってみて要領がわかったところで、かごを持って一旦センターに戻り、採ったものを玄関ポーチに提出。それぞれかなり差がありましたが、トイレに行ったり水筒を準備したりして気を取り直し、次の採集場所へ出発!

かごを持って、センターから歩いて数分のクズ繁茂地に到着すると、10時頃から、先ほどと同じように葉を採り始めました。 今の時期はまだ、ヤギが食べきれないほどの草がたっぷりと生えているからよいものの、冬になると緑色の葉や草がほとんどなくなってしまうので、今のうちにえさを確保しておかなければならないのです。ヤギがひと冬を越すためにはたくさんの量の草や葉が必要なので、とりあえずこの日は、ヤギが大好きなマメ科のクズの葉狙い。

地面をはうように育ち 辺り一面を覆ったこのクズ繁茂地は、クズの繁殖力の凄まじさを見せつけられますが、葉を採るのに極めて良い場所。学園生たちはひたすら、蔓延るクズの、つるから葉柄部分を折りとっていきました! 30分ほど経ち、単純作業を無心で続けている子たちもいれば、淡々と葉を採り続けることに飽きてしまう子たちも。ひっつき虫がつかないよう、シャカシャカした素材の長袖を羽織っていた子は、暑くなり、脱いで半袖になったり、喉が渇いて水筒の中の水を飲んだりしながら、時々手を休めていました。手を動かさずぼんやりしているだけの子、いつかリースを作ろうと、クズのつるや、リースに飾れそうなホオズキやクズの実を集めるなど他のことに気を取られる子たちも。それでも、手前の方の葉をだいたい採ってしまうと、だんだん奥の方へ入っていき、作業を続けました。かごがいっぱいになったり、手でつかんでいる束が太くなったりしたら、指導員に渡し、葉柄にスズランテープで巻き結びをしてもらうのですが、そのペースが次第に遅くなってきました…。

11時半を知らせるチャイムが鳴りました。それまでにかなりたくさん採った子たちと、そうでない子たちがいましたが、15分間 全員が本気で集中して採ってみるとどれくらいになるのかやってみることに!!

つるを手繰り寄せ順番に葉柄を折りとる子、葉が大きく葉柄の長いものを選んで採る子、手当たり次第採り 葉柄の根元も揃えない子、どんどん場所を変えて採る子と、様々でした。それぞれが真剣に採った15分の成果を皆で確認。後でビニールハウスに干して保存するので、指導員がクズの葉柄にスズランテープで巻き結びをし、吊るせるようにしたのですが、大量に採っていたので結構な時間がかかりました!

センターに戻る途中、20分ほどクワの葉を採ってそれぞれのかごに入れて、帰りました。クワの葉もヤギの大好物! クズの葉はビニールハウスの中に吊るして干し、クワの葉はメッシュの袋に入れて干すことにしました。ヤギが無事に冬を越せるくらいの食糧はまだ全然集められていないので、これからも場所を替え、いろいろな草や葉を集める予定。そして、長時間コツコツと作業を続けるのは難しそうなので、短時間集中で何回か活動することになりそう。今日採った分は、必要な量の10分の1くらいと聞いた学園生たちは、「えーっ!?」と悲鳴をあげていましたが…。 午後は、前日と同様に個人体験活動の時間となりました。夕方まで村人への聞き取り調査などに出かけ、充実した時間を過ごした子たちもいれば、まだ動き出せない子も…。

21/09/18

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