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売木村の山村留学ブログ

11月6日

11月6日(土)は、第3回 学校開放日で、朝から4校時まで参観可能でした。並行して学級懇談会やPTA集会・学校 公民館 PTA共催講演会なども開催されたので、授業をあまり参観できたわけではないのですが、各教室をちょっとのぞいてみると…。

2校時。11月は人権月間ということで、他学年は道徳(人権教育)の授業中でしたが、留学生2人がいる小学3・4年生は1校時が道徳で、この時間は英語の授業。授業開始直後は2チームにわかれ、並べた椅子の上に置いたいろいろな形を、両端から英語で言いながら進んでいき、出会った所でジャンケン。もちろん「Rock,Paper,Scissors One Two Three!」と言っていました! 留学生2人は、ジャンケンが弱すぎでした…。担任の先生2人と英語の先生、AETの先生による手厚い授業を楽しそうに受けていました。

留学生が3人いる小学5年生の教室では、NHK Eテレの“ココロ部!”という番組で放送された 新感覚の道徳ドラマ『おくれてきた客』を資料にし、“思いやり”と“決まりを守ること”について考えていました。それぞれが、自分の考えとそう考える理由を述べていました。
小学6年生の教室では、『カーテンの向こう』という資料を用いた道徳の授業が展開されていました。誰に対しても思いやりの心を持ち、相手の立場に立って親切にすることや、優しさの深さというものについて、真剣に考え発言していた留学生2名。

中学生は1年生から3年生まで一緒に、ICTコンテンツを活用した道徳の授業。一人一台のパソコン画面に表示された、様々な人権に関する場面が描かれている町の地図の中から、人に優しいところや気になるところ、どちらかわからないけれど引っかかるところを見つけ、考えていました。文字を入力したり、先生の指示通りにパソコンを操作したり、他のグループが話し合ったことをまとめた画面を表示したりするなど、5人の留学生たちもパソコンの基本的な操作に慣れている様子でした。

休み時間に体育館をのぞいてみると、小学校の高学年の子たちが先生を交えて、バドミントンやバスケットボールのシュート練習をして、楽しんでいました!

3校時、小学4年生から6年生・中学生・保護者・先生たちは、講堂で「睡眠について」の講演を聞きました。講師はヤクルト販売株式会社の方で、消化の仕組みや腸内環境と良質な睡眠についてのお話を大変わかりやすくしてくださいました。子どもたちは、三択クイズに答えたり、便の模型を手に取ったりしながらお話をよく聞き、学んでいました。写真は、ヒトの小腸の模型を伸ばしたところ。6mくらいあるそうで、子どもたちは驚いていました!
4校時、小学生は全校体育、中学1年生は理科、中学2年生は数学の授業を受け、給食…。

午後2時からは災害時引き渡し訓練があり、留学生たちは学校に迎えに来た指導員とともに、学園長さんが運転するマイクロバスでセンターに帰りました。

夜には雨が降る予報だったので、着替えたり片づけたりした学園生たちは、雨が降る前にと午後2時40分頃から畑の片づけとヤーコンの収穫をすることに。まず、クウシンサイを育てていた畝やかぼちゃを栽培していた畝の片づけから。何度も霜に当たり、茎も葉も茶色くなってしまったクウシンサイはもう収穫できない状態になっており、かぼちゃは未熟だったけれどとって片づけることにしました。クウシンサイの地上部とかぼちゃの蔓や葉は、例によってヤギのえさにするため、かごへ。それから、被せていたマルチシートをはがして、根を引き抜くことに。雑に引っ張ると、マルチが千切れて土の中に残ってしまうので、丁寧に作業し、めくり取ったマルチは、くるくる巻いたり折ったりしてコンパクトに片づけていた学園生たち。クウシンサイは深く根をはっていたので、その根を鍬で一つずつ掘り起こし取り除いてから、畝を崩して均す作業に取りかかった子たちもいました。

それから、ビニールハウスの中で栽培していたなす・甘とうがらし・ピーマン・モロヘイヤ・オクラ・シカクマメなどの茎葉を抜き取り、支柱を片づけ、マルチシートをはがしました。なすやピーマンはまだ、小さな実をつけていましたが片づけて、茎葉や実はヤギにやることに。実の収穫はとうに終わっていたシカクマメは、収穫が終わった頃にできるイモ(塊茎)も食べられるということで、イモを掘り出してから畝を崩しました。畝からどんどん伸び、ビニールハウスの骨組みに巻きついていたシカクマメの蔓もとって、ヤギのえさにすることに。ビニールハウスの中にあった4畝を崩し、鍬で均す学園生たち…。鍬の使い方も上手になり、凸凹を平らにすることができました!

最後に、ヤーコンの収穫に取りかかりました。本当は、霜が降りる頃に茎葉を根元から刈りとった後、掘り起こすのだそうですが、もう何度か霜に当たって茶色く枯れたような茎や葉があり、収穫が適期より少し遅かった様。鎌も使わず、茎葉を根元の辺りで折りとり、マルチシートを外してから、掘り起こすことに。さつまいものような塊根はかなり外に広がっていて、折れやすいので、根元から少し離れた所に鍬を入れ、周囲の土をほぐしていきました。塊根の周りの土を手で除けてから、茎ごと持ち上げ、丁寧に抜きとるようにすると、大きなもの・細長いもの・小さなものなどがごっそりついてきました! 「おぉ~!!」と、歓声をあげる学園生たち。地上部が大きく育っていたものは、やはり根も大きかったり長かったり、数が多かったりしました。ヤーコンは折れやすかったり表皮に傷がつきやすかったりするので、塊から外し 一本ずつにする際には、慎重に扱っていた学園生たちでした。

掘り上げた根は、少し表面の土を乾かすために、倉庫に広げて干すことにし、茎葉は、やはりヤギのえさにすることに。整腸作用や抗酸化作用がある栄養食品なので、ヤギも学園生たちも体の調子がすこぶる良くなるかもしれません!! ヤーコンは生でも加熱しても食べられるということを聞いた学園生たちは、口々に「生で食べていい?」「今、かじってみてもいい?」と言っていました。
根を全て掘ったら、ヤーコンを栽培していた畝を崩し、畑の土を均す作業。
一時間あまりで、ヤーコンの収穫とできる限りの片づけを終え、畑には源助かぶ菜・白菜・小松菜・かぶ・ほうれん草を残すのみとなりました。

21/11/12

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