12月4日
元々、生活の必需品であった炭。売木村のような山村では、作物の育たない冬の間の貴重な収入源として、ごく一般的に行われてきた炭焼き、およびまき割りを今回は体験しました。
午前9時ごろ、炭焼きについてのミーティングを行った後、炭を焼くために必要な薪の準備に取り掛かりました。中学生女子3名は部活の練習に行っていたため、9名で行いました。
まき割りで使用するのは、いわゆる鉞(まさかり)。継続生の3名は重さを上手に使いサクッと真っ二つに。一年目の子たちは刃に当たらず柄の部分で丸太をたたいてしまったり、まっすぐ振り下ろせなかったリと苦戦しましたが、次第に距離や重さの感覚を掴むことで、きれいに薪を割れるようになりました。
中学生男子には、少し堅めの木を割ってもらうことに。少し大変そうでしたが、腕のリーチを活かして上手に割っていました。
まき割りが終わると、手分けして炭焼き窯まで運びました。
センターの畑横にある炭焼き窯は以前村の方に作っていただいたドラム缶を1.5個使用した手作り窯。薪を運び終わると、あらかじめ用意してあった炭用のナラの木さらに運び、窯の中へと詰めていきました。
隙間が無いよう、しかし空気の通り道はふさがないようにパズルみたいに詰め込んでいきました。
炭焼きで一番重要な作業です。
詰め終わると、窯全体に上から土をかけて密閉し・・・
焚き付け口に点火し、炭焼き開始です。
ここから約三日間、火を焚き続けて窯の温度が下がらないようにする必要があるため、、一時間に一回交代で火の見張り番をしていきます。上手に炭ができるといいですね。
21/12/04