12月18日夜
12月18日の夜、和紙を漉く前段階の作業をしました。12月5日に収穫し、煮て、表皮の黒皮を削り取り、二日ほど水にさらしておいたミツマタの白皮は、学園生たちが農家入りしている間に干しておいたので、完全に乾燥しカリカリになっていました! それを、5㎜くらいの幅にハサミで切り揃えることに。
枝先の方の皮はわりと薄かったので、ハサミでチョキチョキ切ることができましたが、根元に近い幹の皮はかなり厚みもあったり丸まっていたりするものが多く、非常に切りにくそうにしていた学園生たち。何とか手を動かしていましたが、途中までハサミを入れて「あとは、手で引き裂けるんじゃない?」と言い出す子がいたり、「切れたやつ、どこに入れる?」と聞いた子が、指定された入れ物の中に入れた皮を確認すると、全然ハサミが入っていなかったり、5㎜程度の幅に細く切っていなかったり…。どうにか全員で、ハサミで自分の指を切らないよう気をつけながら、皮を切り揃えたり、手直ししたりしました。作業すること数十分で全て終わりました! 和紙を漉く体験をする時まで、この状態でしばらく保管しておきます。
21/12/18