5月15日
ようやく田植えの日がやってきました。村内でもだいぶ田植えが進んだ5月15日(日)に田植えを行いました。本当は前日の14日(土)に行う予定でしたが、数日間降った雨の影響で田んぼの水位が高かったため一日延期しての田植えとなりました。
まずは留学センターにて簡単に田植えについてのミーティングをした後、いざ田んぼへ!
先日の学園生による人力代かきの後、学園長さんがトラクターにて仕上げを行ってくれていたので、表面はほぼ平らで泥は柔らかくなり田植えをするには最高の状態でした。
曇り模様で気温が少々低めの中、学園生は短パンに素足という格好で田んぼに入りました。代かきの時ほどではありませんが、水が冷たく感じられたようでした。
学園生の田植えは、田植え機を使わずにみんなで協力して手で苗を植えます。田んぼの短辺に張られた「スーパー田植えマシーン」と名付けられたロープには30センチ間隔に目印が付けられています。その目印を頼りに学園生は3~4本ずつの苗を植えていきます。全員植え終わったら20cm前進。これをひたすら繰り返します。村内の方から分けて頂いたもち米(シナノモチ)の苗は立派に育っていて、手植えするのにちょうどよい大きさでした。
田植えを一度始めると植え終わるまでは田んぼから出ることができません。毎年のことですが、半分植え終わるころから段々疲れてきたり腰が痛くなってきたりすると植え方がいい加減になり、1か所に植える本数が多くなりすぎたり、しっかりと植えられず植えた後の苗が花が開いたようになってしまったりします。そのような時には畔にいる大人から容赦なく「本数が多い!」とか「しっかり植えて!」と声が飛びます。
3時間ほどかかり何とかお昼ご飯前に2畝ちょっとの面積を植えきることができました。最後に継続生のTさんが全体の手直しをしてくれて田植えは終了。
植え終わった田んぼを見ると名人が機械で植えたようにはなっていませんが、そこそこまっすぐきれいに植えらえたのではないかと思います。
今後全員で行う田んぼ作業は夏場の草とり、10月に予定されている稲刈り・はざかけ、11月の脱穀になります。
昼食を食べた後、今度は畑へ。まずは先日たてておいた畝にマルチをはりました。もうすでに何度も経験しているのでお手の物です。しわなくきれいに張ることができました。その後購入してきたサトイモの苗や頂いたサツマイモ(紅はるか)の苗を植えました。サツマイモには葉が焼けないように敷き藁もしました。またビニールハウスの中に購入してきたトマト、ナス、オクラ、ピーマン、甘唐辛子といった夏野菜の苗を定植し、支柱を立て、ビニールひもを8の字にかけて誘引しました。最後にたっぷり水をやり全体での畑作業は終了。継続生はその後、自分の一坪畑の畝たてをしていました。
数日後、村長さんにお会いすると「午前中田植えをし、午後から畑作業、留学生はよく頑張ってる。自分でも一日中は百姓できない」とお褒めの言葉をいただきました。
22/05/31