6月5日
6月5日(日)、午前8時から村の“530(ゴミゼロ)運動”に参加しました。センターは岩倉地区に建っているので、学園生たちは時間までに岩倉集会所向かいのチェーン着脱場に集合予定でしたが、役場の方の説明が始まる時にはまだ全員が揃っていませんでした…。時間を意識して行動することがまだできていないということが露呈。中には、集まる途中に、どこかで軍手を落としてきたらしく、地域の皆さんがごみを拾いながら歩き始めてから、軍手を探しに戻り、合流した子も!
それぞれ火ばさみとごみ袋を持っていったので、岩倉集会所から平谷峠に向かって国道を歩きながら、ごみの収集を行います。地域の皆さんに続いて、単独でごみを拾う子もいれば、おしゃべり相手として二人組になり、火ばさみで拾う係とごみ袋を持って広げる係に分担したり、指示役と実行役になったりする子たちも。だんだんに分散し、道路沿いや茂みに落ちている缶やビン・プラ系ごみ・たばこの吸い殻などを発見すると、嬉しそうに拾っていた学園生たち。しかし、思いのほかポイ捨てのごみは少なかったようで(それは良いことなのですが)、次第に見つけることができなくなり…。
数十分経ち、浄水場の辺りで、平谷峠から下りてきた方々と落ち合い、ごみ拾い終了。収集したものを入れた袋を軽トラの荷台に載せたら、飲み物をいただきました。よく冷えたジュースや清涼飲料水で水分補給をし、9時前に解散となりました。
帰園した学園生たちは、荷物整理や部屋の掃除をした後、10時45分から畑作業に取り組むことに。
主な作業は、先週はまだ定植するには小さかったものの、この一週間で定植できるくらいに育った苗を畑の畝に定植すること。初めに植えつけたのは、かぼちゃの苗とズッキーニの苗。ポットに種をまいたものの発芽率が悪かったズッキーニは、4ポットしか育っていませんでしたが、かぼちゃは一人一苗植えても余るくらい発芽し、本葉が数枚出ていました。ポット苗を植えることはもう何度も経験済みなので、株間を70~100㎝とってマルチシートに印をつけ、傍にポットを置くということを継続生が進んで行っていました! そして、一人一・二か所 苗が置かれた所のマルチに穴を開け、適当な植え穴を掘り、ポットから苗を抜いて丁寧に植えました。畝の表面と根鉢の表面の高さを同じくらいにするよう気をつけながら…。
次に、小豆や枝豆などマメ科のものを定植。二条植えにするので、株間と条間を測ってから植えることに。先に植えたかぼちゃやズッキーニなどウリ科のものより株間が狭いので、一斉には作業せず、一つ二つ定植したら入れ替わりました。植え穴を深く掘りすぎたり、ポットから苗を抜く時に根鉢を崩してしまったりして、まずい…という表情をしていた子も。
交代で植えた際、待ち時間ができると、植えたばかりの苗にすぐさま水やりをするために如雨露を取りに行く継続生の姿がありました!
続いて、莢の四方に翼があり、切ると断面が四角形だという“シカクマメ”の苗の定植。国内では沖縄などで栽培されるものだったそうですが、ここ数年、学園の畑で育ててみたところ幾らか収穫でき、非常においしかったので、今年度も! ポット苗10個がちゃんと育ち、花が咲き 莢が大きくなるよう、ビニールハウスの中と露地に、期待を込めて植えました。ただし、ビニールハウスの中に作りマルチシートをかけておいた畝の土は乾ききっており、植え穴を掘ってもすぐに崩壊するほどだったので、上手に植えることが難しかった様。皆が植えつけたことを確認するとすぐに、土と根をなじませるために株元にたっぷりと水をやり始めた子がいました!!
それから、茎立ちブロッコリーの苗の定植を。45㎝間隔に植え穴を掘り、根鉢の上面と畝の表面が同じ高さになるように植えつけた後、根元にたっぷり水をやってから、防虫ネットでトンネル掛けをすることに。トンネル支柱をさしたり、被覆するネットを押さえるため大きめの石を近くで拾ってきたりすることになった学園生たち。ネットの裾に隙間があると害虫が侵入するので、しっかり石を置かなければなりませんが、面倒臭がって石を探しにいかなかったり、小さい石を集めてきたりしていました…。
だんだん植える場所がなくなってきましたが、本葉3~4枚まで育苗したクウシンサイも植えつけました。葉物が不足する夏場にあるととても重宝する野菜。昨年もたくさん収穫し美味しく食べたのに、そのことを忘れ「どんな野菜だっけ?」と聞く継続生もいましたが、上手に育てれば長い間収穫を楽しめたことを思い出し、丹念に植えていました!
最後に定植したのは、肉質がやわらかいので歯がグラグラしていても食べられるという意味だとされている“はぐら瓜”。他の野菜の苗と同様に、株間を測り、根鉢を崩さないように、深さは根鉢の表面と畝の表面が同じくらいの高さにするように、丁寧に植えました!
苗を全て植え終えたら、もう一度水やり。マルチをはった畝に定植した苗には、マルチに開けた穴からしか水やりができないので、如雨露で一か所に水をかける時間を長くし、畝に吸水させるようにたっぷり水をやりました。ほとんどの畝に定植された苗が並ぶと、曲がりなりにも畑らしくなりました! しかし、活着するまで水やりは不可欠なので、これからしばらくはしっかりと水やりをしていきます。
最後に、育苗に使っていた大量のビニールポットを洗い、干して片づけました。畑作業は1時間半ほどで終了。
22/06/17